試合後に記者会見する岡田監督 Photo By 共同
【日本0―2韓国】完敗なのに、ことしに入ってブーイングばかりだった日本のサポーターがやけに静かだった。無理もない。壮行試合がこんな内容では、W杯への期待もしぼんでいくばかりだ。
岡田監督は「前半0―0が目標だった。先制点を取られると厳しい」とうなだれるしかなかった。21日からの合宿では、守備の連係に重点を置いて取り組んできたはずだが、前半6分の失点シーンはあまりにもずさんだった。
韓国で最も注意すべき選手の朴智星に右サイドでこぼれ球を拾われると、ドリブルを許す。近くにいた長谷部も今野も体の寄せが甘い。そのまま相手のエースに持ち込まれ、右足で左隅を射抜かれた。この失点を、現在の日本は挽回する力がなかった。
2月の東アジア選手権に続くホームでの日韓戦黒星。今回はベストメンバー同士の対決だっただけに、指揮官のショックは大きかったようだ。「当然、責任は問われる」として、試合後には日本協会の犬飼会長に「(監督を)続けていいんですか」と尋ねたという。
「やれ、と会長に言われたので前に進むしかない」。岡田監督は完全に自信を喪失している様子で、選手への影響も心配される。W杯本番でなくて良かった、くらいに開き直るしかない。