北朝鮮 米韓非難の大規模集会
5月30日 18時11分
韓国の哨戒艦沈没事件をめぐり、北朝鮮のピョンヤンで30日、大規模な市民集会が開かれ、沈没の原因は北朝鮮による魚雷攻撃だとする韓国やアメリカなどの対応を強く非難するとともに、国連の安全保障理事会に提起する動きをけん制しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビによりますと、北朝鮮の首都ピョンヤン中心部の広場で開かれた集会には、朝鮮労働党の幹部や市民およそ10万人が参加しました。集会では、党のピョンヤン市委員会のチェ・ヨンリム責任書記が演説し、「今、朝鮮半島は、南とアメリカなどの対決政策によって、すぐにでも戦争が起こりうる一触即発の重大な情勢になった」と述べ、韓国の哨戒艦沈没の原因は、北朝鮮による魚雷攻撃だとする韓国やアメリカの対応を強く非難しました。また、広場に集まった市民は、韓国のイ・ミョンバク政権の打倒などを呼びかけるスローガンを掲げながらシュプレヒコールを上げました。北朝鮮としては、今回の大規模な市民集会を通じて、韓国やアメリカなどの圧力に屈しない姿勢を重ねて示すとともに、韓国が今週中にもこの事件を国連安保理に提起する方針であることをけん制するねらいがあるものとみられます。