サッカーW杯:「B組は『IMFダービー』」
外信各社「救済金融受けた、または寸前まで行った国ばかり」
「IMF(国際通貨基金)ダービー」。韓国・アルゼンチン・ギリシャ・ナイジェリアが属するサッカーのワールドカップ(W杯)1次リーグB組を、一部の外信はこう呼ぶ。4国ともIMFから救済金融を受けた、あるいはその寸前まで行った国だからだ。
韓国は1997年にIMFから救済金融を受けたものの、4年後に「卒業」し、順調に経済成長を続けている。しかし、ほかの3国は依然として景気低迷に苦しめられている。
2000年にIMF救済金融を受けたアルゼンチンは、06年に「卒業宣言」したが、今も物価高や高失業率にあえいでいる。昨年の経済成長率はマイナス2%で、正社員職の雇用数は34万件減った。景気は伸び悩んでいるが、昨年のインフレーション率は15%台だった。
最近起きた「ヨーロッパ発の金融危機」の震源地であるギリシャは、今月初めにIMFに救済金融を申請、今年の経済成長率はマイナス9%台という悲観的な見通しもある。現在、一人当たりの国民所得が1100ドル(約10万円)に過ぎないナイジェリアも、1986年に経済危機で救済金融寸前まで行った。
アルゼンチン代表チームは国民の熱い声援を背に首都ブエノスアイレスを出発、30日に南アフリカのキャンプ地であるプレトリア入りした。現地メディアは「不況に陥っているアルゼンチンの国民は、より切実に『24年ぶりのワールドカップ優勝』を望んでいる」とその熱気を伝えた。代表チーム出発時の応援も、これまでになく熱いムードだった。
選手団を乗せたバスが首都ブエノスアイレスの国際空港に向け出発しても、前に立ちふさがり選手たちの写真を撮ったり、両手を振ったりするファンが多く、バスは「進んでは止まり、また進んでは止まり」の繰り返しという状態。先導のパトカーは終始、ファンをかき分け通り道を作っていくというありさまだった。
空港もファン数千人に「占拠」された。「集まったファンで空港の出国ゲートがほぼふさがれている」と聞いた代表チームのバスは、滑走路に直行し、航空機のすぐ前で選手団を降ろした。
一方、ポルトガル代表はハードな「軍隊体験」でW杯に備えている。クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)ら世界的な選手がいるものの、精神面が弱いと評されているポルトガル代表は、このほど空軍基地で厳しい軍事訓練を受け、それに耐えたとのことだ。
チョ・ベッコン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 http://www.chosunonline.com/news/20100531000031