民主党政権の行方、円売りスタンスの投機筋が注目
2010年 06月 1日 15:17 JST var storyKeywords = ""; var RTR_ArticleTitle = "民主党政権の行方、円売りスタンスの投機筋が注目"; var RTR_ArticleBlurb = " 基太村 真司記者 [東京 1日 ロイター] 民主党政権の行方が外為市場で話題を集め始めた。与党の支持率低下や政治の不透明感はリーマンショック後の主要国共通の問題だが、首相辞任の可能性が浮上してきたことで、「政治混乱」の印象が際立てば、以前から円の下落を予想してきた海外投機筋が勢いづく公算もあるためだ。 ただ、日本の政治に目が向かい始めたのは、急速に進んだユーロ安に歯止めがかかったタイミングだったことも一因。市場には冷静な声も少なくない。 社民党の連立離脱で参院選を控えた民主党内から..."; var showComments = false; var allowSLCall = false; function singlePageView() { document.location.href = ReplaceQueryStringParam(document.location.href, "sp", "true"); } function replaceString(oldS, newS, fullS) { // Replaces oldS with newS in the string fullS for (var i = 0; i < fullS.length; i++) { if (fullS.substring(i, i + oldS.length) == oldS) { fullS = fullS.substring(0, i) + newS + fullS.substring(i + oldS.length, fullS.length); } } return fullS; }基太村 真司記者
[東京 1日 ロイター] 民主党政権の行方が外為市場で話題を集め始めた。与党の支持率低下や政治の不透明感はリーマンショック後の主要国共通の問題だが、首相辞任の可能性が浮上してきたことで、「政治混乱」の印象が際立てば、以前から円の下落を予想してきた海外投機筋が勢いづく公算もあるためだ。
ただ、日本の政治に目が向かい始めたのは、急速に進んだユーロ安に歯止めがかかったタイミングだったことも一因。市場には冷静な声も少なくない。
社民党の連立離脱で参院選を控えた民主党内から首相退陣論が出始めたことがきっかけとなり、外為市場でも日本政治への関心が次第に高まりつつある。海外に比べて日本の政治は政権交代による変化が乏しく、市場の関心は集まりにくいとされてきたが、実際に突然の首相辞任となれば「その後はどうなるのかという根の深い混乱に陥ることは避けられず、衝撃は決して小さくない。(辞任の)ヘッドラインが出れば初期反応は円売りだろう」(外銀のチーフトレーダー)という。
日本の政治が市場で急速にクローズアップされてきたのは、ギリシャ問題とユーロの急速な下落が一服となったことも大きな理由のひとつだ。欧州当局の対策は一時しのぎで、長期的なユーロの下落見通しは変わらないとの声が大勢ではあるものの、同時に大規模支援の効果で目先的な懸念はやや後退。ユーロ売りがすでに大きく進んだこともあり「今月の20カ国首脳会議(G20サミット)などの主要イベントを控え、ユーロ売り地合いは小休止となりつつある。その分、他国の問題に目を向ける余裕が出てきた」(都銀チーフ)というわけだ。
日本の政局混乱が取り沙汰されることは、投機色の強い海外ファンドに好都合とされる。昨年から、多くの海外ファンドが日本の財政悪化問題に目をつけて円を売り仕掛けてきたが、ギリシャ問題に揺れる市場ではリスク回避の円高進行が収まらず、投機筋は円の売り仕掛けと撤退を繰り返してきた。しかし、ギリシャ問題が長期化する中で「いつかは主要国最悪の財政問題を抱える日本が不安視されるとの見方は根強い。円高が進む中でも、逆に長期視点の円安予想は着実に増えている」(外銀の顧客取引責任者)。円にネガティブな話題が広がる土壌ができたと見れば「円売りの口実として騒ぎ立てる参加者が出てくる」(先出の都銀関係者)可能性は否めない。
ただ、31日にはドイツでもケーラー大統領が海外派兵をめぐる発言の責任を取る形で辞任を表明。今後の連立政権の運営が危ぶまれるなど、政権与党の揺らぎは日本だけではない。複数の関係者は「円だけが一方的に売られ続ける状況でもない」と話している。
(ロイター 編集:橋本浩)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15610420100601