「クール・ブリタニア」が語源らしい。
「クール・ジャパン」の火付け役は、ダグラス・マグレイという名の米国人ジャーナリスト。
2002年に「外交(Foreign Policy)」(5-6月号)という有名な国際関係雑誌に文章を書いた。
タイトルは「Gross National Cool」。GNP(Gross National Product)をもじった造語。
GNPが国民総生産だから、GNCは「国民総かっこよさ」?
その中でマグレイ氏は日本の存在意義を語った。
80年代に「エコノミック・アニマル」だ、「ジャパン・アズ・ナンバー1」だと礼賛された日本は、21世紀には経済超大国というより文化超大国として自国を再発見すると言う。
実際、90年代にバブルがはじけて巷で「失われた10年」とか言われている間に、日本の文化はどんどん世界に進出したらしい。
日本料理はヘルシーが売り物で、寿司、天ぷらは国際語になった。
日本のアニメは世界中を席巻し、社会現象にまで発展した。
日本映画。北野武監督始め、いろいろ国際的な賞を取っておられる。
建築。私は門外漢だが、日本の建築は世界トップレベルだと聞く。
そういう諸々の「いかす」文化が世界に羽ばたいているので「クール・ジャパン」なのだそうだ。
しかし、日本人が自分たちのことを「いかすだろう」と言うのは厚かましい。
他人様に言われて「いえ、そんなことは・・・」と照れるくらいが調度良い。
アジア諸国の一部の若者は本当に日本のポップ・カルチャーは「いかす」と思っているらしいが、これも気を付けた方がいい。
ヨーロッパには、ポップだとかサブカルチャーだとかは亜流で、真に価値のある大人の文化は伝統的な上品な文化だと信じている人がたくさんいる。
日本は自惚れる事なく、努力し続けていけば良いと思う。