■ 「潘基文(パンギムン)事務総長、あなたは指導力不足」 ■ 退任の国連次長
【ニューヨーク=吉形祐司】国連内部監査部のトップ、インガブリット・アーレニウス事務次長(72)(スウェーデン出身)が、
5年の任期を終えて退任するにあたり、潘基文(パンギムン)事務総長(66)を批判する異例の文書を本人に送りつけていたことが発覚し、
物議を醸している。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100721-OYT1T00382.htm?from=main1
米紙ワシントン・ポスト(電子版)が20日、内容を伝えた。
16日に退任したアーレニウス氏は50ページに及ぶ文書で、「あなたの行為は嘆かわしいばかりか、真剣に非難されるべき」と
事務総長を批判し、「戦略的指針と指導力の欠如」により、国連の地位低下を招いたと指摘。国連の透明性や説明責任の現状に、
「今の国連事務局は腐敗の道をたどっている」と糾弾した。
内部監査部は国連の会計監査や不正調査を担当するが、調査部門の責任者が4年間不在で、アーレニウス氏は、
事務総長が任命を妨害していると主張してきた。事務総長報道官は「文書の内容は精査中」としている。
(2010年7月21日12時27分 読売新聞)