「混浴施設って本当にあるの?」
日本の温泉に対する疑問
韓国には浴室とサウナ、そして食堂や仮眠室までもが併設された「チムジルバン」という施設が数多く存在します。日本の健康ランドに相当するもので、数種類のサウナに入って汗を流したり、お腹が空いたら食堂で冷麺を食べたりと、1日中楽しめる空間です。しかし、韓国にはチムジルバンが多い一方で、温泉施設はあまり存在しません。そのため「日本の温泉」は韓国人にとって人気の旅行スポットとなっていて、韓国の旅行会社は「北海道の登別温泉ツアー」や「大分の別府温泉ツアー」など、ささまざまな温泉旅行を企画しています。
ところが、日本には伝統的に「男女混浴」の施設が存在していたせいか、韓国人の中には日本の温泉に対する間違ったイメージを持っている人がいるようです。クルミさん(仮名・韓国人女性)は、日本の混浴可能な温泉について次のように説明しています。
「旅館に泊まって温泉に入るというのが、やはり日本旅行の醍醐味でしょう。でも、カップルや家族で温泉に行って楽しい時間を過ごそうとしても、男湯と女湯で別々に入浴するとちょっと寂しいですよね。そういう場合は、男女混浴施設を利用してみるといいかもしれません。
ただ、幼い頃に母親に連れられて銭湯の女湯を利用し、その記憶をそのまま日本の混浴に対するロマンに昇華させている方。混浴だからもちろん全裸で入浴するものだと思っている方。申し訳ありませんが、現実は違います。多くの混浴施設では、水着を着用したり、旅館が提供する専用ウェアを着て利用します。くれぐれも、分らないからと言って裸で利用しないように。変態扱いされてしまいますよ」。
カンさん(仮名・韓国人男性)も、日本の混浴施設について、想像しているものとは違うとネットに書き込んでいます。
「日本には混浴施設が本当に存在するのか?答えは存在する。しかし、多くが田舎にあったり、利用客もお年寄りが中心で、若い女性はいないのだそうだ。都市部にも混浴施設はあるが、多くが水着のような衣服を着て利用し、身体が露出する脱衣所などは男女別になっている。結論…日本には男女混浴施設が実在するが、想像しているようなものではない」。
このような真実を知り、リュウさん(仮名・韓国人男性)は、日本の温泉に対するロマンが壊れた…とネットの掲示板に書き込んでいます。
「混浴というのは、男女関係無く入浴を楽しむという日本が誇る入浴方法のひとつです。でも、うわさによると、混浴施設には若い女性がいるのではなく、おばあさんが多いとか!ジーザス!日本の混浴可能な温泉に入るのがロマンだったのに…」
日本には、男女の隔たりなく入浴する「混浴」が伝統的に存在していましたが、近代化に伴い、男女を別にした入浴施設が一般化しました。現在は、一部の地域に残るのみで、混浴施設があったとしても水着を着用するものがほとんどですが、「日本には今でも昔ながらの混浴施設がたくさんある」と誤解している韓国人は意外と多いのかもしれません。