小澤征爾さんがカーネギーホールで復帰公演
2010.12.15 18:13
「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」での指揮を終え、感極まった表情を見せる小澤征爾さん=9月5日午後、長野県松本市の松本文化会館(渡守麻衣撮影)
【ニューヨーク=松尾理也】食道がんの治療に伴い今年1月から休養していた世界的なクラシック音楽の指揮者、小澤征爾さん(75)が14日、ニューヨークのカーネギーホールでの公演でブラームスの交響曲第1番を指揮し、活動休止からの本格復帰を果たした。気心の知れたサイトウ・キネン・オーケストラを率いて気迫のこもった演奏を披露した小澤さんに、会場を埋めたファンから大きな拍手が送られた。
この日、予定されていた3曲のうち2曲の指揮を、まだ体調が万全ではないとして代役の下野竜也さんに譲った小澤さん。ステージに姿をあらわすと、万感を込めるかのようにしばらくじっと客席を眺めたまま動かなかった。
指揮台には小さな椅子が設置されていたが、小澤さんはほとんど立ちっぱなしで、全身を使った躍動感あふれる指揮でオーケストラを引っ張った。会場は総立ちで演奏をたたえ、ステージにはこの日のプログラムに出演したピアニストの内田光子さんらも上がり、巨匠の復活を祝福した。
公演は、自身が芸術監督を務める「ニューヨーク日本芸術祭」のプログラムの一つ。小澤さんの復帰公演はこの日のほか、15日、18日にも予定されている。
小澤さんは2009年末の健康診断で食道がんが見つかり、摘出手術を受けた。その後、今年9月に長野県松本市で行われた音楽祭に約7分間の出演を果たしたものの、本格的な復帰は持ち越されていた。
サイトウ・キネンってすごいんだよな。
一声かけただけで、世界中で活躍してる弟子達が集まってくる。