金星を回る軌道への投入に失敗した宇宙航空研究開発機構の探査機「あか
つき」は、エンジンの噴射口が割れて大部分が脱落した可能性が新たに出てき
た。
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燃料が正常に供給されずに異常燃焼が起き、噴射口が過熱して破損したと宇
宙機構ではみている。噴射口の大部分が脱落していれば、進む力は低下する
がまっすぐ進めるため、6年後の軌道投入に望みが出てくるという。
宇宙機構の分析では、探査機はエンジン噴射から2分32秒後に姿勢を崩し、
まっすぐ進む力も低下した。しかし直後に、その力を取り戻している。
このデータをもとに専門家らは、まず高温燃焼でできた噴射口の亀裂からガ
スが噴き出して姿勢が崩れ、その亀裂がさらに進んで最終的に噴射口の大部
分が脱落したと推定している。
(2010年12月17日03時05分 読売新聞)