朝鮮半島情勢で安保理緊急会合開催へ、ロシア「深刻に懸念」
[ニューヨーク 18日 ロイター] ロシアのチュルキン国連大使は18日、韓国軍が予定している延坪島での射撃訓練計画をめぐり朝鮮半島の緊張が再び高まっていることに深刻な懸念を表明するとともに、19日午前に安保理の緊急会合が開かれる見通しを明らかにした。
韓国軍は北朝鮮の砲撃を受けて4人が死亡した延坪島で、18─21日の期間に射撃訓練を実施する予定。これに対し北朝鮮側は、訓練が実施されれば再び攻撃を行うと強く警告している。
ただ、聯合ニュースによると、韓国軍関係者は18日、悪天候のため訓練に遅れが出るとの見方を示した。
チュルキン大使は、「朝鮮半島でさらに緊張が高まることを深刻に懸念している」と述べ、この問題がロシアの安全保障にとって大きな関心であるとの考えを示した。
また、朝鮮半島情勢で安保理が19日午前11時に緊急会合を開くとした上で、「安保理が両国に自制するようシグナルを送るとともに、政治的、外交的な手段による二国間のあらゆる紛争課題の解決に向けて、外交活動を支援する必要がある」と訴えた。
この問題をめぐっては、平壌を訪問した米ニューメキシコ州のリチャードソン知事が、北朝鮮に強く自制を求めたほか、中国も両国に対して事態をさらに悪化させないよう求めている。
【モスクワ=寺口亮一】タス通信は18日、朝鮮半島情勢に関する国連安全保障理事会の緊急会合が同日午後、ロシアの提案で開催されると報じた。
ロシアの国連代表部が同通信に明らかにした。
ロシア政府は、北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃を非難する一方、韓国軍が同島周辺で予定している砲撃訓練については懸念を表明していた。