韓国 予定どおり訓練実施へ
12月19日 18時50分
韓国・ヨンピョン島で予定されている砲撃訓練の再開を巡って、国連の安全保障理事会が非公式の緊急会合の開催を決めるなど、国際社会から懸念の声も上がっていますが、韓国軍は、予定どおり、21日までに訓練を行う考えです。
韓国軍は、先月23日の北朝鮮による砲撃のあと中断していた、ヨンピョン島での砲撃訓練を、21日までの4日間のうち1日を選んで再開すると発表していましたが、18日と19日の2日間は、気象条件が適さなかったとして訓練の実施を見送りました。こうしたなか、国連安保理は、南北間の緊張がさらに高まるおそれがあるとして、19日(日本時間の20日未明)、朝鮮半島情勢を巡る非公式の緊急会合を開くことを決めました。これについて、韓国軍の当局者は「これまでも行ってきた正当な訓練であり、外交的な動きに左右されるものではない」と述べ、予定どおり21日までに訓練を行う考えに変わりがないことを強調しました。ただ、韓国としても、今回の訓練再開がきっかけとなり南北間で戦闘が拡大した場合は、みずからの責任も問われかねないだけに、できるだけ北朝鮮を刺激しない形での訓練実施をアピールしたい考えです。今回、韓国に駐留するアメリカ軍や国連軍を、いわば「お目付役」として島に招いたのもそのためで、大規模な訓練は避け、砲撃の時間も短くすることで、国際社会の理解を得たい考えです。これに関連して菅総理大臣は、総理大臣公邸に福山官房副長官や外務・防衛の担当者らを呼び、情勢の報告を受け、引き続き万全の態勢で情報収集に努めるとともに、北朝鮮の動向を注視するよう指示しました。このあと、福山副長官は記者団に対し「総理が沖縄に2日間行っていたので、その間の朝鮮半島情勢や国連の安全保障理事会の動きについて報告した。緊張感を持って、いろいろ事態があり得るので、万全の態勢を敷いて、情報収集に当たるようにという指示だった」と述べました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101219/t10015945631000.html