大林組、ゼネコンとして異色
先進国案件に積極姿勢でカナダの鉄道工事受注
大林組が21日、カナダ・オンタリオ州トロント市の鉄道工事を受注した。
日本のゼネコン各社は、経済の活況に伴いインフラ整備が必要とされる東南アジアなど新興国での受注が中心となっているが、先進国で受注を強化する大林組の姿勢は他社とは一線を画している。
大林組が受注したのはトロント市・ライトレール鉄道に建設される立体交差の準備工事で、地元の建設会社との共同事業となる。大林組の取り分は40%、邦貨にして約3億円と大きい受注額ではないが、今後予定されている本工事は最大200億円規模で、引き続き入札に参加する予定という。
同社は、先進国である米国からの受注にも熱心で、今年10月に米国・グアム島で総額134億円の米海軍病院の建て替え工事を受注するなど、米海兵隊の移転に伴うインフラ工事を大きな商機と捉えている。
今後は、タイやインドネシアなどの新興国での受注と共に先進国での案件にも積極的に参加するという両輪体制で受注の上積みを図る。