
ダン・タイ・ソンは、1980年第10回ショパン国際ピアノコンクールで、東洋人初の優勝者に輝き、ポロネーズ賞、マズルカ賞、 コンチェルト賞も合わせて受賞するなど、新世代のショパン弾きとして多くの注目を集めた逸材です。 このコンクールでは、旧ユーゴスラヴィア出身のイーヴォ・ポゴレリチも彼以上に多くの注目を集めましたが(これはアルゲリッチ 審査員脱退事件も大きな影響を与えていたようです)、優等生代表のダン・タイ・ソンと異端児ポゴレリチのような、タイプ的には 全く異なった2人のピアニストに優劣をつけるのは非常に難しいことだと思います。第10回ショパンコンクールでは、このような、 コンクールの持つ根本的な問題、意義について改めて考えさせられる結果となりました。
ちなみに、日本人の最高順位は内田光子(先日グラミー賞を受賞した人)の第2位(1970年)でした。
また、韓国人ピアニストで現在までショパンコンクールの上位入賞者は居ません。