前原氏が追いつめられた4日、永田町ではこんなブラックジョークが広がった。「民主党内のポスト菅が消えて、消去法で菅直人首相が居座れる環境ができつつある。情報は首相官邸から流れたのではないか」(民主党ベテラン秘書)というものだ。
西田氏によれば、端緒は西田氏の支援者が京都市の焼肉店に行き、店主の女性と前原氏が一緒に写っている写真2枚を見つけたことだった。女性の調理師免許には「本籍韓国」と書いてあるが、北朝鮮の商工会にも入っているとの情報もある。
聞き取り調査などをしたところ、女性は前原氏の母親と親しく、写真は国交相時代に撮影したものであることが判明。「外務大臣と親しいのはいかがなものか」という程度だったが、念のため2005-08年の資料を調べると、寄付があったという。
西田氏は前原氏と同じ京都市出身。滋賀大学経済学部を卒業後、税理士を経て京都府議に。5期連続でトップ当選し、07年の参院選京都選挙区で初当選。保守の論客で、自民党関係者は攻撃力の秘密について「京都府議会は共産党が強い。彼らとのディベート、情報戦で鍛えられたのでは。片や“京大卒”なのにワキの甘い前原氏ではひとたまりもない」とみる。
鳩山政権時も、西田氏は自ら鳩山由紀夫首相の個人資産を調べあげたうえ追及。小沢一郎幹事長(当時)の土地購入事件でも「税金問題」という新たな視点を提起していた。
圧倒的な調査力で政府・与党を追及する“爆弾男”。過去にはロッキードやリクルート事件など数々の疑惑を暴いた社民連の楢崎弥之助元副代表が有名だ。
事務所には抗議が殺到しているという西田氏。「調べるのに苦労したが勇気がいる。私の家族、その周りで何かあったらすべて関係があると思っているからな」と話した。今後も彼から目が離せない。 if (google_ads[0].type == "image") { s +=""; s += "