日本の大震災に対する韓国での「日本を助けよう」「がんばれ日本」という異例の“親日キャンペーン”はまだ続いている。これまで寄せられた救援金は約600億ウォン(約45億円)にも上る。この反応に韓国人自身も驚いている。
識者たちは当然、その背景を分析しているが、たとえば「(経済発展など国力伸長による)韓国人の対日自信感の表れであり、韓流ブームなどで対日コンプレックスをある程度脱したためだ」(19日付、中央日報、李錫九・元東京特派員)という。
ところがこのせっかくの“対日友好ムード”に水を差してはいけないと、領土問題で日本を牽制(けんせい)する声が早くも出ている。日本で近く予定されている教科書検定の結果、領土問題のことが教科書に記載されていると韓国世論を刺激するからまずいというのだ。
知日派の河英善ソウル大教授は「韓国の日本支援、日本の東アジア支援」と題する論評(25日付、朝鮮日報)で「日韓関係がまた原点に戻らないよう賢明な処理」を主張している。
募金現場で「独島(日本名・竹島)は韓国のモノ」と叫んだ人もいるが、日本の教科書検定結果など震災とは関係ないと静かな反応で終われば、韓国の自信感と「韓国は変わった」という意識は本モノということになる?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110326/kor11032603030000-n1.htm