で、チャングムの誓いだが、宮廷での料理場面が出てくるたびに、そのぶっきらぼうで分厚くて切れなさそうな包丁とすっきり衣装の美人料理人チャングムの間に違和感を感じてしょうがない。 包丁は1種類で、まぁ鋳物の鉈にそりを入れたようなものだからだ。 野菜だろうが肉だろうが1種類の包丁で切っている。 切った後に刃先を拭く様な動作もない。
日本の場合は日本刀の進化がそのまま包丁の製作に応用されていて、室町時代にはすでに現代のような用途別の包丁が使われていた。 鰻裂き包丁が既にあったと言う。
あの独特の中華包丁がいつから使われだしたのか知らないけど、朝鮮では普及しなかったようだ。 料理の進化には、それを評価して金を出す金持ち層が必要だと邱永漢が記していたが、あいにく朝鮮にはその文化が育たなかったようだ。 韓国に出張した際に宮廷料理なるもので接待されたこともあるが、感心したものはなかった。 庶民料理のほうも、料理を鋏で切り分ける現状を見れば、料理文化の程度も知れるというものだ。
これで切らなきゃ刺身じゃない!!