記事入力 : 2011/05/15 09:17:09
「ブラックコンシューマー」の実体とは
今年3月、あるホームショッピング業者のコールセンターに不可解な電話がかかってきた。この業者から310万ウォン(現在のレートで約23万円、以下同じ)のかばんを購入した男性(37)が「届いた箱を開けたら、商品が入っていなかった。再度商品を発送してほしい」と要求したのだ。このかばんは、テレビ番組を通じて20個だけ販売されたもので、大量に販売される商品とは違い、一つ一つ検品を行った後に発送しているため、ミスが起こる可能性は極めて低かった。
業者は配送の過程で問題がなかったか調べるため、箱を回収しようとしたが、男性は「箱は捨てた。とにかく商品を送ってくれ」と頭ごなしに命じた。結局、業者は男性に60万ウォン(約4万5000円)を支払った。300万ウォン(約22万円)以上の金を払って注文した品物を受け取れなかったと主張した男性が、価格の20%を受け取ることで業者と合意したためだ。業者は男性のクレームが虚偽だと判断したものの、業者のイメージが低下することを恐れ、このような合意をせざるを得なかった。
補償を目的に、虚偽または悪質なクレームをつける「ブラックコンシューマー(コンシューマーは消費者)」による被害が後を絶たない。京畿地方警察庁の広域捜査隊は先月26日、中古のLCD(液晶ディスプレー)テレビやPDP(プラズマディスプレー)テレビなどを安値で購入し、品切れとなった部品だけを故意に故障させ、メーカーのサービスセンターから金を脅し取った容疑で、M容疑者(36)ら3人を逮捕、32人を書類送検した。M容疑者らは、故障したテレビをサービスセンターに預けた後、修理が不可能だと告げられたのに対し「部品がなくて修理できないのなら補償金を払え」と脅し、本来の価格の3-4倍の金額を払い戻しさせるという手口で、約200回にわたって計6億ウォン(約4500万円)をだまし取った。M容疑者らは、生活が苦しいためではなく、組織的にこのような違法行為をするブラックコンシューマーだ。大韓商工会議所が2008年、韓国企業の大手300社を対象に調査を行ったところ「ブラックコンシューマーによる被害に遭った」と回答した企業が全体の87%を占めた。
ブラックコンシューマーによる被害が後を絶たないのは、企業がイメージの低下を恐れ、虚偽のクレームに対しても金を払うという点を、一部の消費者が悪用しているためだ。ブラックコンシューマーによる被害は企業だけでなく、ほかの消費者にも波及する。企業がブラックコンシューマーに対し積極的な対処をしないため、事態を悪化させているという主張もある。
今年1月、ある牛乳メーカーに「牛乳の中からたばこの吸い殻が出てきた。500万ウォン(約37万円)を支払わなければマスコミにばらす」というクレームが寄せられた。メーカーが製造日を基準とし、実際に牛乳にたばこの吸い殻を入れる実験を行った結果、虚偽のクレームだったことが判明した。ところが、メーカーはこの件について捜査機関に届けなかった。業界の関係者は「ブラックコンシューマーが処罰を受けたとしても、企業としては実益が全くない」と語った。
ソク・ナムジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版ブラックコンシューマーって、ありもしないことをでっち上げて賠償を求めたりする人と解釈すればいいんですね。
長ったらしい呼び名は面倒だし、言いにくい。
過去の実績を考慮して「朝鮮人」という暗喩でよいのでは?(´・ω・`)