産経
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 韓国で北人権法案が漂流5.14 07:33
法案成立阻止を強硬に叫んでいる野党・民主党は、「対決より協力」で金正日政権支援を続けた金大中・盧武鉉政権の対北姿勢を受け継いでいる。支持勢力には親北・左派がかなり含まれている。
反対理由は「北を刺激し南北関係を悪化させ結果的に人権改善にはつながらない」というもの。さらに「最大の人権は生存権だから生存維持のためまず食糧支援を」ともいう。
法案には「政府は北住民の生存を助ける人道主義的支援に努力する」という条文があるが、それでも野党は「ウン」と言わない。
法案は国会の外交通商統一委員会を通過した後、法制司法委員会でストップしたままだ。国会は与党ハンナラ党が過半数を占めているため、その気になれば強行採決できるが踏み切れないでいる。
関係者や世論には、事なかれで弱腰のハンナラ党執行部に対する批判も強い。
北朝鮮の人権状況の根本原因はその過酷な独裁体制にある。だから独裁に変化がない限り人権改善はない。対北人権法も究極の狙いは北の体制変化にある。
領土問題など反日ではすぐまとまる韓国だが、北朝鮮の独裁・人権批判ではかくも難航する。
先月、ソウルでの国際イベント「北朝鮮自由週間」で韓国を訪れた米国の対北人権活動家スザンヌ・ショルティ代表も「金正日政権の顔色をうかがって人権法を制定できないでいるのは国家的恥」と韓国の現状を批判している。
ここらへんが韓国の限界だな...。
同族からの人権侵害には極めて寛容ですなぁ...。