3000億ドルを突破した韓国の外貨準備高の状況
2011-05-09

先月の韓国の外貨準備高が3000億ドルを突破して、3千72億ドルと集計されました。
1997年の通貨危機当時の40億ドルと言う低い水準から2001年9月に初めて1000億ドルを超え、今回10年振りに3000億ドルを超えることになりました。これは、韓国の通貨危機のリスクがそれくらい低くなったことを意味します。
各国の外貨準備高を見ると、中国が3兆ドルで1位、日本が1兆1000億ドルで2位、ロシアが5000億ドルで3位、台湾が4000億ドル弱の水準で、ブラジル、インド、韓国がほとんど同じくらいの水準で5位圏にいます。
外貨準備高が韓国の経済水準を考慮した場合、適当であるか、あるいは過剰であるかを正確に判断することは難しいですが、大きく不足している状況ではないと言うことができます。国際通貨基金=IMFは、3ヶ月くらいの輸入代金に相当する外貨準備高を指導していますが、韓国の外貨準備高は、その2倍くらいの規模になっています。
外貨準備高の資産運用の特徴としては、投資資産の構成を見ると、外国の国債など、有価証券に対する投資が2719億ドルで、88.5%の比率です。また、最近急上昇している金に対する投資比重が0.02%過ぎず、外貨準備高で投資している有価証券のほとんどは先進国に対するものです。特にアメリカのドル資産に対する比重が、去年末基準で63.7%です。
韓国銀行としては、高い金利で調達した資金で、低い金利のアメリカ国債に投資している多少不利な立場にあります。
韓国が当分の間、経常収支黒字を継続すると思われるため、外貨準備高は、今後も増えるのではないかと思われます。
ただ、過去のように収益の低いアメリカ国債など、先進国の国債だけに投資する形態は多少変わる可能性もあります。韓国銀行が先進国の国債が確実で流通性も高く、価値のある資産であると判断しましたが、最近は、ヨーロッパの財政危機、日本の莫大な財政赤字、またアメリカも今後国際的な信用評価が落ちるのではないかと言う可能性の中で、現実的にはある程度資産の分散を考慮しなければならなに時期に入っていると思われます。
実際、韓国銀行もアメリカ国債の急落など、急変事態に備えると意味でも外貨資産のうち一部を中国の人民元に投資する可能性もあるといえます。
う~んさらっと書いてますが、外貨準備高で現金はたった353億ドル以下しかありませんw
しかも米国債権が63.7%w
ここでもさらっと混ぜ返していますが、米国債権=米国国債ではありませんw
韓国政府は、リーマンショック時に相当な米国債を手放して通貨安定資金として使い果たしました。
後に残ったのはジャンク債といわれる不良債権。今回の米国債にまだ相当数含まれていると思われますw
つまり韓国政府の言う外貨準備高を鵜呑みにするわけにはいきませんねw