精神的損害に10万円
「話にならない」悲痛な声
読売新聞 6月20日(月)20時54分配信
「話にならない」「お金も大事だが、早く家に帰れるようにして」原子力損害賠償紛争審査会は、避難住民の精神的損害について、基準金額を示して賠償することを決めたが、福島県内で避難生活を送る住民からは、悲痛な声が上がっている。
南相馬市の桜井泰夫さん(64)は、「被害者は生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているのに、子供だましで話しにならない」と怒りの矛先を政府に向けた。自宅が東京電力福島第一原発から32キロ離れた所にあるため、東電の仮払い補償金の対象外になったことに不信感を募らせており、「30キロという線で補償を線引きされた。もらったのは放射線だけだ」と語気を強めた。
会津若松市の旅館で、家族5人で暮らす大熊町の主婦志賀美子さん(55)は「精神的な苦痛はお金に換算できない。とにかく家に帰りたい」と話した。
最終更新:6月20日(月)20時54分
【原発】原発事故の精神的被害に月10万円支給へ(06/21 00:03)
政府の審査会は、原発事故で避難生活を強いられた人の精神的な損害の賠償について、月額で10万円が妥当だと決定しました。
原子力損害賠償紛争審査会は、避難区域など政府の指示で避難した人が受けた精神的な苦痛は、事故直後から半年間が「最も大きい期間」として、賠償額は一人あたり毎月10万円としました。ただし、避難所にいる期間は、さらに2万円上乗せして毎月12万円としています。また、半年後から1年後までの間は毎月5万円に引き下げ、1年後から帰宅できるまでの間は改めて検討するとしています。自動車事故の慰謝料の基準を参考にしたということです。
もらったのは放射能と10万円か・・・・