ネット右翼とは、一定の特徴を持った右翼的発言(後述)をネット上で行う者の総称である。
概要
2000年代になってネット上では、朝鮮人・中国人嫌悪や自由主義史観、反リベラル・反左翼・反創価学会・反マスコミなどを柱とする一定の論調が(書き込み数では)マジョリティの地位を占めるに至った。
そしてこのような論調を支持・喧伝する者の名称として、「ネット」上で「右翼」的な発言をする者=「ネット右翼」という言葉が生まれることになる。元々はネットスラングだったが、次第にメディアや学術論文で取り上げられるようになったこともあり、ネット右翼の増加は一種の社会現象として受け取られるようになりつつある。
略称として「ネトウヨ」「ネットウヨ」、別称(蔑称)として「酷使様」などが挙げられる。
論調
最も広く共有されているのが「朝鮮人・中国人への強い嫌悪感」であり、その背景にあるのが歴史認識問題である。
ネット右翼の多くは先の戦争における日本の戦争責任に否定的な見解を示しており、戦時中の日本(大日本帝国)の行為に対する批判は不当な言いがかりだと考えている。そのため事あるごとに日本の戦争責任を追求する韓国・北朝鮮・中国 の三カ国とその国民を「自分たちの誇りある祖国を貶める糞ども」と認識し、激しく憎悪している。また近年は、同様に戦争責任を追及するオランダや、捕鯨問題で対立するオーストラリアも同様の憎悪の対象となっている。
以上のことから日本国内においても、日本の戦争責任に肯定的であったり、韓国・北朝鮮・中国に友好的だったりする個人や団体(大半は中道~左派)に対し強烈な嫌悪感を抱いており、「反日」「売国」と言ったレッテルを貼るとともに、激しい批判・攻撃を加えている。
逆にネット右翼が好意的にふるまうものとしては、親日的あるいは韓国・北朝鮮・中国などと対立する国家・地域、歴史認識などでネット右翼と近い歩調をとる保守・右翼系の個人や団体などが挙げられる。
ネット右翼の好悪の対象を大雑把にまとめたものを以下に挙げる。