移植のために養子縁組するなど、臓器売買につながるおそれのある不適切な移植を防ぐため、日本移植学会は2日、生体移植のデータを集めるときに、臓器の提供者(ドナー)と希望者との「続き柄」も項目に加える方針を明らかにした。秋以後に正式に決め、2012年度からのルール化を目指すという。同学会幹部がこの日、大阪市で開かれた勉強会で説明した。
移植のデータはこれまで、提供者の血液型や白血球の型など医学的な情報のみを登録して、データベースに蓄積していた。今後は、養子かどうかも含め提供者と希望者との続き柄の項目を新たに設けること
で、医療側のチェック意識を高めたいとしている。
生体腎移植をめぐる臓器移植法違反事件では、暴力団組員が仲介して、移植希望者と臓器提供者とが
養子縁組し、臓器を売買しようとしたとして関係者が逮捕されている。(権敬淑)