F15部品落下30日の航空祭中止
原因究明・落下物捜索に専念
小松市の航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機の機体から燃料タンクが落下した事故を受け、同基地では8日朝から、応援部隊も含め600人の隊員を投入し、落下物の捜索を行った。
同基地は当面、事故原因究明と捜索に専念するとし、30日に開催予定の航空祭を中止する方針を発表した。
隊員は、7日に多くの落下物が発見された能美市の県翠ヶ丘浄化センターを中心に幅3キロ、長さ6キロの範囲を捜索。
落下物とみられる部品28点を発見、1点がタンクの一部と確認された。
また、飛行経路周辺にある能美市や小松市内の民家も訪問し、「ご迷惑をおかけしました」と謝罪、民家への被害の有無について尋ねて回った。
訪問を受けた小松市安宅町の主婦(70)は「2度と起こらないよう気をつけてほしい」と話していた。
小松基地によると、同基地では04年6月にも、T4練習機にトラブルがあり、両翼下のタンク2基が北西約50キロの日本海に落下する事故が発生。
この時は、タンクの装着を感知するセンサーの故障が原因で、センサーが右翼側タンクが落下したと誤感知、機体のバランスを取るため、自動的に左翼側、右翼側のタンクを相次いで落下させたとみられている。
現在、空自は保有するF15約200機の点検を行い、当面の訓練飛行を見合わせているが、同基地では隊員が捜索に専念するため、T4練習機の訓練も自粛する方針。
航空祭の中止は米同時多発テロが発生した2001年以来となる。
29日の基地開庁50周年記念式典は延期して実施するという。
(2011年10月9日 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20111009-OYT8T00057.htm