【コラム】韓国経済、今何をすべきか
英経済誌『エコノミスト』は最近、3ページにわたり、韓国経済の輝かしい成果について取り上げた。この記事によると、韓国は今年末に購買力平価ベースで1人当たりの国民総生産(GDP)が3万1750ドルに達し、欧州連合(EU)の平均(3万1550ドル)を上回ると指摘。財閥への経済力集中、脆弱(ぜいじゃく)な中小企業、所得格差など韓国経済が抱える問題点にも触れているが、韓国経済は全体的に、先進国が過去数年間、世界的な金融危機、財政危機で揺らぐ中で善戦し、先進国に追い付いた成功モデルとして描かれている。記事のタイトルは「頂上に達し、何をすべきか」だった。
韓国がほぼ頂上に到達したとは―。だから何をすべきかとは―。それはあたかも「合格ラインにはほど遠い。英語の点数をさらに30点上げなければ就職できない」といった参考書を読み込んでいる若い求職者に対し「君の英語力は十分だ。それで世の中とどうコミュニケーションを取り、人生で何を追求するのか」と問い掛けるようなものだ。
答えが決まった試験の形式に慣れてしまった韓国の受験生のように、これまでは韓国経済の答えも比較的明快だった。個々人が「なせば成る」という精神で武装し、潜在力を極大化した結果、国家経済が成長の道を歩んできたからだ。わずか4年前、成長率7%、世界7位の経済大国を目標に掲げた李明博(イ・ミョンバク)大統領が有権者から高い支持を集めたように「先進国と肩を並べるためには、韓国はさらに走り続けなければならない」と考える人が多かった。
ところが、状況は一変した。産業化時代には「日本を見習えばよい」と考え、通貨危機に直面すると「米国式のグローバル・スタンダードで行えばよい」と考えてきたが、今や米国経済も日本経済も「なせば成る」の目標とは言えなくなった。経済規模世界7位を目標にしている韓国は、現在15位という順位にあっても、8位のイタリアより称賛を浴びている。イタリアの名目GDPは韓国の2倍だが、GDPを上回る借金にまみれ、経済が傾いているからだ。
国内的にも「なせば成る」という高度成長時代のDNAは、減速時代に差し掛かった韓国社会にとって正しい答えではない。10月26日に行われた首長・国会議員の補欠選挙で明らかになったように、親の世代は「なせば成る」の精神で生活を切り詰め、次世代を育て上げてきたが、雇用事情の悪化で「なせども成らない」挫折世代との落差と不満ばかりが拡大している。往々にして「なせば成る」という闘志が度を過ぎ、「してはならない」というルールまでも犯す反則王が幅を利かす社会になった。
ゆえに「なせば成る」というリーダーシップではなく、なせども成らないことは国民に断念するよう説得し、われわれには何ができるのか、知恵を提示するリーダーシップが求められている。こうした中、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)元代表は、成長率の代わりに雇用率、幸福指数といった指標を重視するという考えを示した。大統領選への出馬がうわさされる安哲秀(アン・チョルス)氏は、保有株の半分を社会に還元する意向を示した。
「なせば成る」をモットーに半世紀にわたりアクセルを踏み続けてきた韓国経済には今「何をすべきか」という主観的な問題が投げ掛けられた。エコノミストにもこれといった解答は見当たらず、海外にも目安となる課外教師はもはやいない。政治指導者も、有権者も、これまで見たことのないような問題でリーダーシップのテストを受けなければならず、韓国経済は自己主導の学習段階に入らなければならない。
姜京希(カン・ギョンヒ)経済部次長
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/16/2011111601103.html
親の世代が生活費を切り詰め次世代を育て上げた結果が雇用の悪化と反則王(笑)が幅を利かす社会というのは悲惨だな。
ところで韓国をイタリアより賞賛してる(笑)のは誰なんだろう。
それと今何をすべきか、という問いの答えはどこに書いてあるんだろ。
コラムも朝鮮仕事か?