「正常な思考なら3代容認難しい」 正男氏なお世襲批判

2012年1月12日 朝刊
北朝鮮で金正恩(キムジョンウン)体制の整備が進む中、去就が注目されている故金正日(キムジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏(40)が本紙にメールで心境を寄せた。権力の世襲に批判的な立場に変わりはないが、「正恩氏を象徴とし、既存のパワーエリートが父の後を受け継ぐだろう」と述べ、父親の遺訓を守り、軍事優先の先軍政治を当分変えないとの見通しを示した。 (編集委員・五味洋治)
正男氏は昨年一月、中国国内で本紙のインタビューに応じ、「中国の毛沢東(主席)でさえ世襲は行わなかった」と、三代続く北朝鮮の権力世襲を批判したものの、「内部的事情があるのなら従う」と語っていた。
その後は発言やインタビューは一切控えてきた。昨年十二月十九日に父親の死去が報じられた直後には、本紙のメールでの問い合わせに「身辺に危険なことが起きる可能性もあり、基本的に取材には応じない」と伝えてきた。
葬儀、告別式に参加するかが関心の的となったが、これについても直接答えなかった。正男氏や次男の正哲(ジョンチョル)氏(30)が葬儀に出席したかは確認されていないが、韓国政府は「正男氏は出席した可能性がある」としている。
正男氏が心の内を初めて明かしたのは今年一月三日のメールで、「正常な思考を持っているなら、三代世襲を容認するのは難しい。(父親による)三十七年間の絶対権力を、(後継者教育が)二年ほどの若い世襲後継者が、どう受け継いでいけるのか疑問だ。若い後継者を象徴として存在させ、既存のパワーエリートが父の後を引き継いでいくとみられる」と述べた。
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正男君は元気なのかな?。
動静が伝えられなくなってから、数週間経つけど。