http://www.phileweb.com/review/article/201201/13/437.html
2012.1.13
CES発表前に海外発の情報でリークされていた通り、プレスカンファレンスにて、LG、サムスンの韓国勢が相次いで55V型の有機ELテレビを発表した。
画質についてはプレスカンファレンスでも確認したし、ブースでもじっくり視聴してみたが、ディスプレイ部の4mmという薄さからも分かる通り、高画質さというよりは薄さに比重を置いているような印象だ。
ブース内のデモでは3Dソースのほか、2Dソースも視聴できたが、極めてコントラスト比が高い一方、ソースに起因するものかもしれないが、中間階調には荒さが目立った。また3D表示のための偏光フィルムによる格子も確認できた。偏光3Dを採用していることからも、2D表示で最高画質を追求したものではないことが伺い知れる。
今年のCESで最高画質のディスプレイと言うことはできない。
続いてサムスンも、LGと同日のプレスカンファレンスで、55V型の有機ELテレビを今年発売すると発表した。
デモソースを見た限りは、特に目につく欠点は少なく、早期の製品化を期待したくなる完成度だ。
いよいよ大型有機ELテレビの時代が到来するというのが、事前に噂されていたシナリオだったが、思わぬところで伏兵が現れた。ソニーが発表した“Crystal LED Display”だ。
究極の高画質 ソニーの“Crystal LED Display”
既にニュース記事の画質レポートをご覧の方も多いかと思うが、有機ELディスプレイとは全く異なる方式として、次世代ディスプレイ“Crystal LED Display”が発表された。55V型でフルHDのデモ機がCES会場で初披露されたのだ。ソニーがかねてから研究中としていた「新方式のディスプレイと呼んでいたものの正体が明らかになったのだ。
デモソースはビデオカメラで撮影された、自然な映像に近いものを視聴できたので、先に紹介した有機ELの2モデルよりも正確な評価が行える。
会場の実機を見て確認した画質はハイコントラスト(暗所コントラストは測定限界以上、明所コントラストは液晶テレビ比で3.5倍)かつ極めて広色域(従来比140%)で、さらに240Hz駆動の液晶がぼやけて見えるほどに動画応答性に優れている。
映像の美しさでは“Crystal LED Display”が圧倒
同一ソースで比べることはもちろんできなかったが、サムスン/LGの有機ELと、何度も往復して画質を見比べてみた。
現段階の結論としては、映像の美しさでは間違い無く“Crystal LED Display”に軍配が上がる。視野角は真横に近い位置まで色変化なく表示できる特性を持ち、さらに55V型サイズで70Wという、現行液晶テレビと比較してもトップクラスのエコ性能を持つ。まさに究極のディスプレイといったところだ。

まさかの次世代ディスプレイの登場で話題をさらったSONY