江戸時代、武士だけではなく、庶民の子供まで、草紙本を読んでいました。
木版印刷で大量に刷られた本が売られ、商業印刷が成立していました。

ゴローニンやシュリーマンは著書の中で「全ての日本人は読み書きができた」と述べています(翻訳は岩波文庫、講談社学術文庫にあり)。
朝鮮通信使の申叔舟や捕鯨船員のアメリカ人マクドナルドも同じことを言ってるそうです。
井原西鶴の『西鶴織留』には「今時は物かかぬといふ男はなく」と書かれています。
むしろ18世紀まではヨーロッパよりも東アジアの方が出版は盛んでした。18世紀の識字率はロンドンが30パーセント、パリが10パーセントだったそうです。
そして、明治元年の日本全国の就学率は男子が43パーセント女子が10パーセント。都市部に限定すれば、ほぼ90%です。