
▲仮台車に載せられた主台枠に特別修繕を終えたボイラが慎重に下ろされる。"10.4.26 梅小路運転区
昨年12月21日に梅小路運転区から搬出され(アーカイブ「C57 1号機のボイラ検査開始」参照)、大阪市内のサッパボイラで特別修繕を受けていたC57 1号機のボイラが昨日、見違えるように綺麗になって梅小路の扇形庫に戻ってきました。
C57 1号機(昭和12年3月22日川崎車輌製)のボイラは戦時中の酷使と被弾等もあって1958(昭和33)年に新罐と載せ替えられていますが、その後も1961(昭和36)年に羽越本線村上−間島間で急行「日本海」を牽引中に土砂崩れに遭遇して脱線転覆、さらに動態復活後の1995(平成7)年には鷹取工場に検査入場中に阪神・淡路大震災で罹災するなど、多くの試練を経験しています。
「やまぐち」号運転開始から30年を経て、さすがにボイラそのものの疲労も溜まってきたため、今回の全般検査入場を機会に特別修繕を受けることとなったものです。

▲大阪のサッパボイラからトレーラーに載せられて梅小路に戻ってきたC57 1のボイラ。
"10.4.26 梅小路運転区

▲仮台車に載せられて、掛りの方々の人力で検修庫を出る主台枠。
"10.4.26 梅小路運転区
C57のボイラは長さ10m、重さ約13t。今回の特別修繕に際しては、煙管の取り替えのみならず、
煙室管板と火室管板そのものの新製交換も行われ、これまでにない大規模な修繕となりました。

灰箱との接合前の状況。
朝9時に開始された作業は、まず主台枠をジャッキアップして仮台車に載せるところから始まりました。
トレーラーでボイラが搬入されると、クレーンで吊り上げて灰箱が取り付けられます。
いっぽう、仮台車に載せられた主台枠は人力で転車台に載せられて転線し、クレーンで吊り上げられたボイラの下へと移動します。
こののち主台枠上にボイラが載せられてこの日の作業は完了となりました。
6月下旬には試運転が行われる予定だそうで、夏休みには山口線にすっかり美しくなったC57 1の姿が甦るはずです。
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/04/26.html
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