
2004年10月23日(天災)
日本の新潟県長岡市付近でM6.8の直下型地震「新潟県中越地震」が発生した。これにより、当時上越新幹線を200km/hで走行していたJR東日本の200系「とき325号」(東京発新潟行)が脱線した。この事故による死傷者は0名だった。

2007年2月24日(予期できた人災)
イングランド北西部のCumbria地方で、鉄道施設保有会社Network Railの過失により、ポイントが故障した。これにより、当時150km/hで走行していたVirgin TrainsのPendolino「Code E」(London発Glasgow行)が脱線、転覆し、大破した。この事故で1名が死亡し、22名が重軽傷を負った。

2007年12月19日(予期せぬ人災)
フランス東部のAin県Tossiat郡にある踏切内で、大型トレーラーが停止した。これにより、当時160km/hで走行していたSNCF(フランス国鉄)のTGV「6551列車」(Paris発Geneva行)が衝突、脱線した。この事故で、トレーラーの運転手1名が死亡、35名が重軽傷を負った。

2008年10月11日(予期できた人災)
オランダZuid-Holland州にあるGouda駅構内で、運行管理ミスにより、SNCFのTGV「Thalys」とNS(オランダ鉄道)のICM「Koploper」が衝突、脱線した。この事故による死傷者はいなかった。

2010年3月4日(天災)
台湾の高雄県甲仙郷付近でM6.4の地震「甲仙地震」が発生した。これにより、当時THSR(台湾高速鉄道)を300km/hから減速中だった700T型「110號列車」(左営発台北行)が脱線した。この事故による死傷者は0名だった。

2010年8月17日(予期せぬ人災)
ドイツ南西部Lambrechtで、大型のゴミ収集車がスリップし、道路から線路へ転落した。これにより、当時90km/hで走行していたDB(ドイツ鉄道)のBR406「ICE3」(Frankfurt発Paris行)が接触、脱線した。この事故で、15名が重軽傷を負った。
伝えたいことは、鉄道事故が起きない確率は100%ではないということです。
航空事故も鉄道事故も、重大インシデントが発生する確率は1%未満だと思いますが、完全たる0%ではありません。
そして、同じ脱線事故と言っても、色々な種類があります。残念ながら、今回のKTX-Sancheonの脱線事故はPendolinoやTGV Thalysの事故と同様、「予期できた人災」でしょうね。
まぁ、天災・人災問わず、調査委員会で事故原因を究明、調査報告書を作成、公表することで今後の安全につなげるしかありません。原因が明らかになれば、海外での高速鉄道受注にも大きな影響はないでしょう(原因がわからなければ、永遠にお先真っ暗なトンネルの中で停止信号が灯ったままでしょうが・・・)。
気を落とさずに。