住友金属工業と住友商事は27日、鉄道車輪メーカーの米スタンダードスチール(ペンシルベニア州)を買収すると発表した。3億4千万ドル(約274億円)を投じ、年内に同社の持ち株会社の全株式を取得する。高強度や長寿命といった日本の技術を導入し、現地市場を開拓する。
スタンダード社の持ち株会社を運営するファンドから住金が9割、住商が1割の株式を買い取る。住金が鉄道関連事業で海外企業を買収するのは初めて。今後は40億~50億円を投じて車輪の成型装置や車輪の原料となる鋼材の成分調整装置を導入する計画だ。
スタンダード社の車輪の年産能力は住金より6万枚多い30万枚。北米では一度により重い荷物を運べる貨車や、今後の整備が計画されている高速鉄道車両に使う高機能の車輪が求められている。住金が持つ車輪形状の精度を向上させる技術や、材料の不純物を取り除く技術で現地のニーズに応える。
住金によると北米での高機能車輪の市場は2010年は3万枚程度だが、20年には25万枚程度に増えるという。
住金の国内での車輪シェアは100%。米国には標準仕様の車輪を中心に年9万枚程度を輸出している。住金は米国での車輪需要の拡大をにらみ、製造手法が似ているスタンダード社の買収計画を進めていた。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E5E2909E8DE0E5E2E4E0E2E3E38698E2E2E2E2

http://www.sumitomometals.co.jp/fact/03.html
囲い込み作戦か?^^