当時の電力供給は正常=運転士「停車は指示」―中国鉄道事故
時事通信 7月27日(水)20時55分配信
【上海時事】中国のニュースサイト中国新聞網によると、中国の電力部門は27日、浙江省温州の高速鉄道事故発生当時、現場周辺の線路に対する電力供給は雷雨の影響を受けず正常だったとする調査結果を発表した。これに関連し、中国誌・南都週刊は27日、追突された列車の運転士が事故前に緊急停車したのは運行指令室からの指示によるものだと示唆していたと伝え た。乗客によると、事故後、線路上にへたり込んだ運転士は「俺に責任はない。あの時、走行できると言ったが、彼が絶対止まれと…」と、独り言のように繰り 返していたという。
鉄道省は事故原因について「落雷による機器の故障」とだけ発表しているが、仮に自動列車制御装置(ATC)が作動しなかったとしても、それ以前に、先行車両に停止を命じながら、前駅から後続車両を発車させた運行指令の有無が原因解明の焦点の一つとなりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000138-jij-int
追突された運転士「停車しろと指示された」
読売新聞 7月27日(水)20時38分配信
【温州(中国浙江省)=比嘉清太】当地で23日に起きた中国高速鉄道事故で、追突された列車の運転士が「走行するべきだったが、停車しろと指示された」と証言していたことが27日、分かった。中国誌「南都週刊」(電子版)が、事故直後に運転士と会話を交わした乗客の話として伝えた。事故原因について鉄道省は「落雷による設備故障」と説明している。だが、今回の報道で、列車は走行可能な状態にあったが、運行担当指令の指示で停車した可能性が出てきた。
事故車両の当事者の話が明らかになったのは初めて。事故では、自動列車制御装置が機能せず、制御システムの不備が原因の可能性があると指摘されていた。人為ミスの可能性も加わったことで、複合的な要因だった疑いが浮上した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000933-yom-int
中国高速鉄道事故 納入企業が“責任なすりあい”
産経新聞 7月27日(水)11時47分配信
【上海=河崎真澄】中国浙江省温州市で23日発生した高速鉄道の追突脱線事故をめぐって、列車運行のための装置や信号を供給した国内メーカーが、「当社の製品に安全上の問題はなかった」などとする声明を相次いで発表、いわば“責任のなすりあい”を始めた。中国紙、第一財経日報が27日までに伝えた。それによると、事故現場を含む路線区間で信号システムを5億元(約60億円)で受注し納入した中国鉄路通信 信号集団は、信号や分岐器を制御する列車集中制御装置(CTC)に関して「事故発生前、CTCセンターに異常信号は届いていない。(自動的に列車を減速・ 停止させる)自動列車防護装置(ATP)の側に問題があったのではないか」との見解を発表した。
一方で、ATPを供給した北京和利時集団は「当社のATPは正常に作動しており、いかなる故障も発生していない。当局の事故調査結果発表後、さらに詳しい情報を開示する」との声明を発表した。このほか鉄道信号集中モニターシステムを供給した河南輝煌科技は「現段階で当社製品と事故は関係ないと判断してい る」とコメントした。
中国鉄道省の王勇平報道官は「落雷が原因だ」などと、あたかも“天災”だったかのような発言をしているが、装置やシステムの不具合や故障、人為的なミスが原因となった可能性が高く、ネット上では「事故は人災だ」と当局を非難する声が強まっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000528-san-int
<中国高速鉄道>通常速度で追突か 現場で体験乗車
毎日新聞 7月26日(火)21時53分配信
【中国・高速鉄道車内で隅俊之】中国浙江省温州市で23日起きた200人以上が死傷した高速鉄道の追突事故で、追突した列車は通常速度の時速115キロ 前後で停車していた列車に激突していた可能性の高いことがわかった。ダイヤがほぼ正常に戻った26日、記者は事故現場を通る区間に乗車し、高速列車が事故 現場を時速116キロで走行したのを客車内の速度表示で確認した。また、追突した列車の乗客は激突2秒前に118キロの速度表示を見たと地元紙に証言。自動列車制御装置が機能しなかったことを裏付けた形だ。
◇事故から3日 列車はほぼ満員
記者は26日午後、事故現場を通過する雁蕩山駅から温州南駅まで上海虹橋駅発アモイ行きのD3203に乗った。16両編成の列車はほぼ満員。200人以上の死傷者を出した大惨事だったが、気に留める様子はなかった。普段からよく利用するという飲料会社の男性社員(28)は「速くて便利。運転再開を待っていた」と語った。
最高時速300キロの「中国版新幹線」と違い、最高時速250キロの「動車」と呼ばれるこの高速鉄道は、運賃が安く、経済発展が続く中国では庶民でも手が届く。記者が乗った区間は2等席で24元(約288円)。乗客らは「事故の責任? 大事だが、一度起きただけで乗らないわけにはいかない。仕事にも必要 だ」などと話した。
国威発揚のため、高速鉄道網の整備を急いできた中国当局は25日、追突列車の先頭車両を砕いて埋めたことから「証拠隠滅」と非難され、車両を掘り返す一方、運転を取りやめていた区間を再開。25日は事故現場付近を徐行していたが、26日からは通常のダイヤに戻した。
記者が乗ったD3203は時速248キロまで加速した後、ダイヤ通り温州南駅の手前を通過。乗客の証言によると、普段と同じように事故現場の手前数キロ で時速116キロまで減速。事故現場が見えてきた。すると、乗客が一斉に立ち上がり、「ここだ、ここだ」。高架橋の下に列車の撤去に使われた重機が見えた が、すでに列車の残骸は撤去されていた。
事故列車が落下した付近だけは土がむき出しになっていたが、列車は徐行することもなく、速度表示は116キロのまま。事故列車が落下する際に壊れた防音壁も修復され、何事もなかったかのように現場を通り過ぎた。
中国の高速鉄道には列車の車間が一定距離以下になると列車を強制的に減速・停車させる制御装置が導入されているが、今回は機能しなかったとみられる。また、追突した列車の乗客は「急ブレーキは感じなかった」と証言しており、専門家も上海紙「東方早報」に対し、運転士が温州南駅に停車するために通常の減速はしたものの、緊急ブレーキは作動させなかった可能性を指摘した。
中国政府の事故調査班は25日深夜から掘り起こした車両の残骸を、落下現場に放置していた五つの車両とともに温州西駅に移送。既に回収した運行記録装置(ブラックボックス)の解析と合わせて事故原因の解明に乗り出すとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000111-mai-cn
事故現場手前で時速116キロを示す列車内の速度表示=2011年7月26日、隅俊之撮影
中国高速鉄道:事故遺族に600万円支払い 年収の25倍
毎日新聞 2011年7月26日 21時50分
【北京・工藤哲】中国国営新華社通信(電子版)によると、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道事故の賠償金について、福建省出身の男性 (29)の遺族が50万元(約600万円)を受け取ることで合意したと伝えた。中国都市部の市民の平均年収約2万元の25倍で、高額の賠償金で素早く支援 し、遺族らの不満を抑え込むことで早期の幕引きを図る狙いもあるとみられる。
中国紙によると、従来の国内の保険規定では、保険未加入の場合で賠償として最高17万元(約200万円)と見積もられてきた。今回の合意額はそれを大幅に上回る。
男性の父親は既に他界。母親は自宅で暮らしている。賠償金には家族の扶養費や葬儀代なども含まれており、早期に賠償に応じれば、「奨励金」としてさらに数万元が加算されるという。
ただ、インターネット上では、この額では収まらないとの指摘もあり、他の遺族との賠償交渉は難航する可能性もある。
また新華社通信によると、浙江省温州市の警察当局は26日、死者39人のうち28人の名簿を発表した。外国人死者が3人含まれており、イタリア人女性と中国系米国人男性とみられる名前がある。死者39人は、衣類などで身元が特定されたとしている。
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20110727k0000m030104000c.html?inb=yt~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ため息しか出ないです・・・・