
写真にある川の上の駅は、阪神電鉄の武庫川(Mukogawa)駅です。駅のホームのガラスの壁が邪魔をして車両がよく見えませんが、車両の色は青く、5500系でしょう。
今日のお目当ては、見える阪神電鉄本線ではなくて、東西に伸びる橋上の駅の西側の堤防の外にあるであろう武庫川線なのですが、武庫川の堤防の内側のサイクリングロードを北から南の河口の方向に走ってきたので、ここからは武庫川線のホームは見えませんでした。

そのまま、駅の下を通り抜けてサイクリングロードを南下すると、川の対岸の向こう側に、Panasonicのかっての世界最大のPDP工場の建物が見えます。3つあるであろう工場の1つでは、現在もPDPの生産は続けられていますが、見える建物は、遊んでいるだけのはずです(なんとも勿体無い)。

適当なところで、堤防の上の道に上がり、堤防の外を見ると、確かに武庫川線の線路が見えました。標準軌・単線の路線です。

1.7キロしかない短い武庫川線で、終着駅1つ手前の洲先(Suzaki)駅まで来たところで、踏切の警報機が鳴ったので、待ち構えていると、電車がホームに入ってきました。30年前までは、ここが終着駅だったというのを、後で知りました^^.

さて、現在の終着駅の武庫川団地駅前に来ました。先ほどの電車が止まっています。短い路線なので、この2両1編成が行ったり来たりしているようですね。30年前までは、ここに阪神の鉄道車両を作っていた「武庫川車両工業」があったようです。武庫川線は、新造や定期検査のために出入りする車両の引込み線でもあったわけです。
35年前に武庫川団地が出来て、団地の通勤の足として、「武庫川車両工業」を移転させて、開業した駅が、この駅なのです。

武庫川線を離れさらに南下すると、「鳴尾浜臨海公園」があります。この中なのかは知りませんが、プロ野球チーム阪神タイガース2軍の球場があるのだそうです(事前に知っていれば、行ったのに^^)。

武庫川線を離れて南下したのには他の理由があります。渡船乗り場の看板に釣られていました。堤防の外に乗り場があるようです。

会社の飲み会で、「海に一番近い駅」で紹介した須磨駅の近くの海釣り公園の話題にしていたところ、この渡船の話題になったのです。大阪市営の渡船は無料ですが、ここは2000円ぐらい取られるのだとか。釣り客の送迎のための渡船なのです。

さて、引き返して武庫川線をもう一度見て行きます。これは、始発から2番目の駅です。2編成で運用する場合には、ここで電車がすれ違うように1面2線になっています。

そして、最初に見えなかった武庫川駅の武庫川線のホームです。撮影ポイントの後ろに阪神電鉄本線が横切っています。
そして、武庫川線から阪神電鉄本線への渡り線は、北側にあります。

本線を走る近鉄乗り入れ対応の1000系が見えます。この渡り線は、本線の武庫川-甲子園間の高架工事の終盤に一時期使えなくなるんだとか・・

さらに北側を見ると、線路が続いています。必要以上に長いのは、以前、武庫川線がさらに北に伸びていて、国道2号線を走っていた路面電車である阪神国道線との連絡が出来るように・・・ではなかったようです。

当時の国鉄西宮駅までつながって、国鉄の貨物車両が乗り入れていたそうです。そのために武庫川線は、狭軌のJRの車両が入れるように全線三線軌条だったという・・・現在の武庫川団地には、現在の新明和工業の前身の「川西航空機」の工場があって・・・というくだりは、興味のある人は調べてみるといいでしょう。

興味があって、線路の先を追ってみました。線路の跡には、新しい戸建ての住宅が並んでいる様が見えました。今もJRまで接続できていたら、便利だったのではないかと思ったりもしました。
