日本は負けない!歴代最高13戦
連続不敗
サンケイスポーツ 6月2日(木)7時51分配信
【写真で見る】ドリブル突破をする本田圭佑
苦境の中でも屈しなかった男たちに、新潟の夜が大きな拍手と歓声に包まれた。
「熱い声援の中で勝ちたかったけど、引き分けで残念です」。DF長友が悔しがれば、主将のMF長谷部も「うまくいかなくて申し訳ない」とスタンドに頭を下げた。
しかし、昨夏の南アW杯・デンマーク戦から続く国際Aマッチの連続無敗記録を最長となる「13」に更新。ザッケローニ監督の就任からの無敗も「9」に伸ばした。3・11東日本大震災後初の国際試合で、『負けない日本』を示した。
試合前日に帰国したDF長友と吉田、MF本田が先発外となった。震災の影響で7月の南米選手権出場を辞退したため、9月開幕のブラジルW杯予選まで3試合。若手と「3 4 3」の新布陣のテストを両立せざるを得ない状況でもあった。
逆風が吹く中、後半開始から本田が登場すると、同10分に惜しい高速FKもみせた。同22分には長友も強行出場した。ロシア杯、イタリア杯を制した2人が、過酷な日程の中で奮闘し続けた。
試合終了間際には、GK川島が相手の決定的なシュート4連打にスーパーセーブを連発。「あれを止めるのが普通でありたい」と“どや顔”を炸裂させた。日本復興を目指す人々に感動と勇気をもたらしたはずだ。
それでも本田は、「自分が出て流れを変えるのが当たり前の中で、その度合いが物足りなかった」と自身にダメ出しし、長谷部は「次は絶対にいい試合をするので、もう1回見てください」と訴えた。長友も「次は先発? もちろん。もっとやれる」と誓った。
共通するのは、次は勝利を届けるという思い。暗く沈みがちな日本を支えるのは、常に前を向くサムライたちの姿だ。