世界の宇佐美、先制弾!日本へ
置き土産
サンケイスポーツ 7月3日(日)10時6分配信
ドイツへ旅立つ前に、育ててくれたガンバへの恩返しだ。MF宇佐美が先制ゴール。移籍直前でも、色あせることのない輝きを放った。
「調子は悪くなかった。チャンスはあったが、決定力の部分が欠けていた」
スコアレスの後半11分だ。右サイドのMF二川からの縦パスに反応したFW李根鎬(イ・グノ)がシュート。GKに阻まれたが、そのこぼれ球を宇佐美が無人のゴールに右足で流し込んだ。
「足下に転がってきたのでけりこむだけだった」。リーグ通算10点目(今季3点目)となる節目のゴールで、4万2331人の赤いサポーターを黙らせた。同32分に1点を返されたが、アウェーで勝ち点1。08年から続く浦和戦の不敗を10試合に伸ばした。
後半はガンバのシュート7本に対し、浦和は2倍近い13本。圧倒されながらも、日本代表MF遠藤の「(貴史を)気持ちよく送り出したい」の言葉通り、チーム一丸となって猛攻をしのいだ。
スタッフから粋な計らいがあった。宿泊先の食事中に流す映像はこれまでスペインリーグ・バルセロナの試合だったが、バイエルンMの試合に変わった。宇佐美は「嫌で仕方ない」と苦笑いをしながらも、「欧州で活躍してガンバに恩返し」と気持ちを引き締めた。
残すは、大宮戦(10日)、神戸戦(13日)と2試合のみ。「次の試合も(得点を)取れるようにやっていきたい。最後まで気持ちはガンバにある。ガンバが勝てるように、それだけです」。勝ち点6という最高の恩返しで、背番号「11」はドイツへ旅立つ。