日本人初、9歳の中井卓大がレアル下部組織と契約合意…夢をつかむまでの軌跡を辿る

もはやレアル・マドリードでさえも、日本サッカーにとって遠い存在ではないのかもしれない。
9月28日、滋賀県の小学校に通う中井卓大(9歳、小学4年生)が、日本サッカーの新たな扉を開いた。レアル・マドリードの練習場で行なわれたカンテラ(下部組織)の最終テストに参加すると、得意のドリブルとテクニックを思う存分に発揮し、見事合格を勝ち取ったのだ。
レアルのカンテラの責任者、ロベルト・マルティネスから手渡された証書にはこう書かれていた。
「今回、レアル・マドリード・カンテラの練習に参加してくれてありがとう。素晴らしい才能を披露してくれたことに心から感謝致します。そして、レアル・マドリードのカンテラにようこそ。入団おめでとう!」
日本人選手がレアルのカンテラに入団するのは初めてのことである。
中井が最初にチャンスを得たのは、2012年夏に日本で初開催された『レアル・マドリード・ファンデーションキャンプ』だった。子供たちを対象にした、短期間のサッカースクールだ。
ただし、このレアルのキャンプは、通常のサッカースクールと異なる点があった。
一般的にヨーロッパのクラブが日本でサッカーキャンプ事業を行なうときは、クラブのOB、もしくは提携するアマチュアクラブで教えている人間がアルバイトとして来日することが多い。チームエンブレムが入ったジャージを着ていれば、その人物が正規雇用の指導者かは、日本人の目には判別できないからだ。クラブの下部組織で実際に教えている“真の指導者”が来日するケースは稀だ。
だが、『レアル・マドリード・ファンデーションキャンプ』の日本誘致を交渉した坂本圭介(のちにスペイン2部のサバデルのオーナー兼会長に就任)は、そういうごまかしを認めなかった。レアル側に真の指導者の派遣を粘り強く要求。その結果、レアルのカンテラの現役の監督とコーチが来日し、中井ら子供たちの指導にあたることになった。

バルサ久保君、レアル中井君に続き、10歳のタルハニ存哉君がエスパニョールの下部組織に入団
SOCCER KING 11月11日(月)12時1分配信
2013年5月に行われたMic7 アンドラ大会で優勝。タルハニ存哉くんはテスト選手としてプレーし優勝に貢献した

リーガーエスパニョーラも日本人で埋め尽くされる日も近そうだ☆