2年目大役の菅野、
真のエースへ江川も上原も超える!
東京ドームで、マウンドのプレートに手を置いて開幕戦へ気を注入した菅野プロ野球は28日、セ・パ両リーグが開幕する。巨人は東京ドームで阪神と対戦する。開幕投手を務める菅野智之投手(24)は27日、重圧を力に変えて、チームに勢いをつけると誓った。巨人で2年目投手が勝利投手になれば54年ぶりの快挙(2リーグ制以降)。「強い選手を目指す」。責任感と覚悟を胸に、真のエースへの第一歩を踏み出す。
決意に満ちた表情だった。練習後、菅野は約50人の報道陣の前で開幕戦への思いを口にした。「気持ち的には普段通りではない。いい緊張感もありますし、早く始まってほしいというワクワク感もある。責任感はいつも以上に感じますし、意識しないといけない。任されたからにはふさわしい投球をしたいです」と力強く言い切った。
歴代のエースが務めてきた開幕投手。特別な感情を胸にマウンドに上がる。重圧を感じても、はねのける覚悟はできている。「独特な雰囲気が球場全体にあると思う。その中で感じるものを力に変えられる選手は強い選手だと思う。自分も強い選手を目指してやっている。かみしめながら投げたい」。大一番で実力を発揮できれば、これ以上ない自信になる。
自身が「今までの人生で一番、注目度の高い試合」と表現する大一番。「まずは立ち上がり。阪神打線は、乗せると怖い打者がたくさんいるので」と警戒。その上で「点差、展開によって1点OKと思うことも大事。試合の流れを見ながら投げたい」と無失点にこだわらず、チームの勝利につながる投球に徹するつもりだ。
昨年の3月30日の広島戦(東京D)でプロ初登板した。当時を思い返し、「気持ちの面では似ています。でも、明らかに昨年より任されている部分が大きいので、ふさわしい投球をしたい」。昨季、一度も連敗することなく内海と並ぶチームトップタイの13勝。日本シリーズ第6戦では、楽天・田中と投げ合い、7回2失点で勝利。大舞台に強いことは証明済みだ。
オフから直球を重点的に鍛え、オープン戦は5試合で防御率2・37。実力で大役を勝ち取った。「明日(28日)の戦いはチームの初戦。勢いという部分ですごく大事。これから何度もこういう試合に投げさせてもらえるようになりたい」。巨人で、2年目までに開幕投手を務めるのは2リーグ制以降では6人目。勝利投手になれば54年ぶりだ。あの江川も、上原も果たせなかった快挙で、球団創設80周年の門出を飾る。
勝つ!