沙羅3連勝で今季5勝目 世界選手権制覇へ弾み W杯ジャンプ女子
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20150216/spo1502161208005-n1.htmzakzak 2015.2.16

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子(15日、スロベニア・リュブノ)個人第12戦(HS95メートル、K点85メートル)で、個人総合2位の高梨沙羅(18)=クラレ=は88・5メートル、89・5メートルを飛び、88メートル、87・5メートルをマークした同首位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)と244・9点の同点で優勝を分け合った。
高梨は3連勝で今季5勝目を挙げ、通算29勝目。イラシュコも今季5勝目で通算10勝とした。個人総合得点はイラシュコが962点、高梨は873点となり、W杯総合女王決定は3月の最終戦に持ち越された。
W杯個人総合3連覇は厳しくなったが、世界選手権へ勢いのつく勝利となった。高梨は2回目に最長不倒の89・5メートルを飛んで連勝を3に伸ばした。イラシュコと優勝を分け合ったものの、勝負強さが光った一戦に「まさか1位になれるとは思わなかったので驚いた」と顔をほころばせた。
終盤戦にきて飛躍への手応えが増している。「少しずついいジャンプになってきている」と振り返ったように、この日も2回の好飛躍をそろえた。「個人総合のことはあまり考えていなかった」と言うが、望みをつなぐには優勝が必要だった。重圧の中で結果を残したことは、精神面の成長の証しでもある。
今季は試練が続く。スキーとブーツをつなぐ金具は夏に新型を試したが、開幕戦の後に元に戻した。「ジャンプの土台が変わってきたのに気づくのが遅かった」。狂った助走の感覚はすぐには戻らず、イメージと実際の飛躍のギャップに悩んだ。昨季は全18戦で立った表彰台も、今季は12戦で3度逃した。
W杯最終戦は優勝しても、イラシュコの結果次第で3季連続の総合女王は消える。それでも「今は自分のジャンプを良くすることだけを考えている」と、個人初制覇を目指す18日開幕の世界選手権へ決意を新たにした。