3年生は18人中17人がドラフト指名選手
今回の韓国代表は20人中、18人が3年生。韓国ではすでに、来年のプロ野球新入団選手を選ぶ、ドラフト指名が終了し、代表メンバーの3年生では1人を除く17人が指名を受けている。U−18韓国代表は正真正銘の「プロ予備軍」だ。
韓国の新人指名は大きく2種類に分かれている。全10球団がフランチャイズ地域を中心とした指定校から1人を選ぶ「1次指名」と、各球団がウェーバー方式 で10巡目まで指名する「2次指名」の2つだ。1次指名は日本の「ドラ1」に相当するが、その10人のうち6人が今回代表入りしている。
韓国のドラフトの特徴として、指名される高校生の割合が日本より高く、日本の高校生指名が全体の約38.3%(2014年)なのに対し、韓国は58%に上 る。その背景には多くの球児が「即プロ」を望んでいることがある。韓国には趣味的要素を含む部活動がほぼ存在せず、スポーツを行う高校生の大半は、その道 のトップアスリートを目指す者に限られている。スポーツ全体の競技人口は少なく、韓国の高校野球部はわずか67校。部員の数は約2400人しかいない。こ の数を日本に置き換えると青森県の69校2411人、栃木県の69校2485人とほぼ変わらない規模にとどまっている(日本高等学校野球連盟調べ、15年 5月末現在)。
「エリート主義」とも言える韓国の高校スポーツの現状だが、それを改善する取り組みも行われている。ひとつは「週末 リーグの導入」だ。以前は年間通して、曜日を問わず行われていた野球大会を再編成し、11年からは週末にリーグ戦を行うことで、野球部員が学業に関わる機 会を増やすようにした。

今回のU18野球ワールドカップ韓国代表名簿
赤線がプロ指名を受けた選手だ。