冨安健洋、セリエAでボール奪取&クリア1位! 名DFも驚く“攻守の完璧さ”と本人が語った予測力の秘訣
411/20(水) 6:01配信

20代前半とは思えぬ風格を漂わせる冨安健洋。元イタリア代表DFも絶賛しているほどだ photograph by Getty Images
日本中のサッカー少年・少女たちは、今すぐボローニャのDF冨安健洋のプレーを見るべきだ。できればDFもFWもチーム全員で。 【貴重写真】C・ロナウド相手の完璧な守備などイタリアも絶賛する冨安の好プレー&中学時代から貫禄ありすぎ(計6枚) イタリアで2年目のシーズンを戦う冨安の進化は、2021年に入ってさらに加速している。 1月16日のセリエA第18節ベローナ戦において1-0の完封勝ちに貢献した働きぶりは、今シーズン出場したなかの白眉だった。 9試合ぶりに勝ち点3をもぎ取ったゲームに冨安は左CBとして先発し、リーグ中位集団を引っ張る難敵ベローナの攻撃陣をシャットアウト。試合を中継した現地実況も地元紙も「トミヤス・ペルフェット(冨安、完璧)!」と揃って絶賛するほどの充実ぶりだ。 いったい冨安の何が、完璧だったのか。
コスタクルタいわく「“読み”だよ」
「“読み”だよ。プレーの先を読んで先手をとる能力や一つひとつのプレー精度の高さは驚くべきものだよ」 驚嘆の声をあげたのは、試合中継をしていたイタリアSKYの解説者、アレッサンドロ・コスタクルタだ。 1980年代中盤から2007年の引退までミランやイタリア代表で歴戦のDFとしてならした彼は、時代を代表する名手や猛者たちを引き合いに出しながら、「確かトミヤスはふた月前に22歳になったばかりのはず……」とつぶやき、末恐ろしい選手だと刮目した。
数字にも表れている“守備職人”ぶり
とにかく、相手にパスを通させない。 ベローナの中盤から自陣ペナルティーエリアへ上下左右に放たれるあらゆるパスを、冨安はことごとく止め、弾き返し、淡々とクリアした。“1-0(ウノ・ア・ゼロ)”での白星も、昨秋のクロトーネ戦以来だった。タイムアップの笛を聞いた冨安はCBダニーロやGKスコルプスキらと肩を組み、会心の笑みを見せた。 DFの仕事は形に残らないと言われるが、若き守備職人の凄さはきちんと数字にも現れている。前半戦がほぼ終わったセリエAで「ボール奪取及びクリア数ランキング」の1位に輝くのは、リーグ集計で190回を数える冨安だ(第18節終了時点)。 攻め込まれる頻度の高い地方クラブの選手に偏りがちな数字とはいえ、優れたDFの指標である同ランキングは2位にローマのイバニェス(167回)、3位にフィオレンティーナのミレンコビッチ(157回)、さらに6位(141回)には僚友のベテランCBダニーロが続く。 名だたる同業者たちを押しのけてランクトップに立つ冨安は、攻撃面でも長足の進歩を遂げている。