人類の歴史は、感染症との闘いの歴史でもある。
人が免疫を持たない病原体はときに爆発的に感染を広げ、社会を大きく揺るがしてきた。
パンデミックで有名なのが、欧州で14世紀に大流行した「黒死病」(ペスト)。
欧州の人口の3分の1を失い、封建社会の崩壊や宗教改革の一因になったとされる。
20世紀初めの第1次世界大戦中にはインフルエンザの「スペインかぜ」が流行。米軍から各国の軍隊などに広がった。
第2波、第3波と発生し、世界の死者は数千万人とも言われる。
パンデミックにはなっていないが、致死率の高さから恐れられているのが、
1976年にコンゴ民主共和国(旧ザイール)やスーダンで見つかったエボラ出血熱。
アフリカで繰り返し流行し、2014年に再燃したときは1万人以上が亡くなった。
コロナウイルスも以前から脅威になってきた。02年から流行した重症急性呼吸器症候群(SARS〈サーズ〉)もその一つ。
やはり中国で初期の感染が起こり、アジアなどで約800人が死亡。
12年に見つかった中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)では、中東諸国を中心に800人以上が犠牲となった。
日本の歴史にも感染症の爪痕が残る。奈良時代には天然痘が大流行し、
政権を担った藤原四兄弟が全員死亡。戦国武将の伊達政宗が片目を失った原因も、幼少期に患った天然痘だと言われる。
コレラもたびたび流行した。日本医史学会の機関紙「日本医史学雑誌」には、
江戸時代の1858年からの流行は、開国後に長崎に入港した米国船の感染した乗組員がきっかけで、江戸だけで26万人が死亡したと書かれている。
新型コロナウイルスは4月28日時点で、世界全体の感染者数が300万人、死者数が20万人をそれぞれ超えており、
100年に1度のパンデミックの様相となっている。
https://globe.asahi.com/article/13343846
人類の歴史はパンデミックとの闘いの歴史
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人類の歴史はパンデミックとの闘いの歴史
人類の歴史は、感染症との闘いの歴史でもある。
人が免疫を持たない病原体はときに爆発的に感染を広げ、社会を大きく揺るがしてきた。
パンデミックで有名なのが、欧州で14世紀に大流行した「黒死病」(ペスト)。
欧州の人口の3分の1を失い、封建社会の崩壊や宗教改革の一因になったとされる。
20世紀初めの第1次世界大戦中にはインフルエンザの「スペインかぜ」が流行。米軍から各国の軍隊などに広がった。
第2波、第3波と発生し、世界の死者は数千万人とも言われる。
パンデミックにはなっていないが、致死率の高さから恐れられているのが、
1976年にコンゴ民主共和国(旧ザイール)やスーダンで見つかったエボラ出血熱。
アフリカで繰り返し流行し、2014年に再燃したときは1万人以上が亡くなった。
コロナウイルスも以前から脅威になってきた。02年から流行した重症急性呼吸器症候群(SARS〈サーズ〉)もその一つ。
やはり中国で初期の感染が起こり、アジアなどで約800人が死亡。
12年に見つかった中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)では、中東諸国を中心に800人以上が犠牲となった。
日本の歴史にも感染症の爪痕が残る。奈良時代には天然痘が大流行し、
政権を担った藤原四兄弟が全員死亡。戦国武将の伊達政宗が片目を失った原因も、幼少期に患った天然痘だと言われる。
コレラもたびたび流行した。日本医史学会の機関紙「日本医史学雑誌」には、
江戸時代の1858年からの流行は、開国後に長崎に入港した米国船の感染した乗組員がきっかけで、江戸だけで26万人が死亡したと書かれている。
新型コロナウイルスは4月28日時点で、世界全体の感染者数が300万人、死者数が20万人をそれぞれ超えており、
100年に1度のパンデミックの様相となっている。
https://globe.asahi.com/article/13343846
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