二つ目の理由が、香川の守備の能力が、ダービーのような強度の高い試合になると、大きな穴になってしまいかねないからだ。
ここまでいくつかの記事で「香川の欠点は守備面」と何度か語ってきたが、その度にSNS等で「香川は守備のときもしっかり走っている」というような指摘を読者の方々から受けてきた。確かにそれは否定しない。ただ、走っているからといって、効果的な守備を出来ているとは限らないのだ。
ユナイテッドの左ウイングに求められる守備は大きく分けると二つ。
一つ目は、高い位置からのプレッシャーだ。香川はもちろんサボることなく高い位置からプレッシャーをかけている。ただ残念ながら、攻撃から守備の切り替えが少し遅いために、プレッシャーのタイミングが悪い時がある。
■見習うべきバレンシアの守り方
また、良いタイミングでプレッシャーにいっても、相手選手との距離が遠いことがしばしばある。本人としてはパスコースを切っているつもりなのかもしれないが、相手選手からすると距離が遠いために少しボールを動かせば簡単にパスを通せてしまう。結果、香川のかける前線からのプレッシングは効果的とは言い難い。
本当かどうか確かめたいなら、マンチェスターダービーでは右ウイングのバレンシアの守備をみて欲しい。素早く相手との距離をつめ、パスコースを切り、相手のボールタッチが少しでもずれると、素早く体を当ててボールを奪いきりショートカウンターの起点となる。
バレンシアは攻撃面での状況判断が非常に悪いので、彼から始まるショートカウンターが実を結ぶことは滅多にないのだが、守備面は文句なしで素晴らしいものをもっている。香川も見習うべきところはたくさんだろう。
しかし、バレンシアの球際の強さ、守備の面での距離感というのは、身体能力の高さに依存する部分が大きい。では、香川がバレンシアのようになるのは難しいかもしれない。では、改善出来る守備面とは何だろうか。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130922-00000002-footballc-socc