英ケンブリッジ大学の研究チーム、LEDの製造コストを抑える技術開発
capra 曰く、
LEDはその消費電力の少なさや寿命の長さから、次世代型照明として注目されている技術の一つであるが、まだ従来の照明と比べて高価格というのが難点だ。これはLEDの材料として使われる窒化ガリウムの結晶の形成に安価なシリコン基板が適していないことに一因がある。窒化ガリウムの結晶形成には1000℃まで熱する必要があるが、窒素化ガリウムは冷却時にシリコン基板のほぼ2倍の速さで収縮するため、そりやクラックが発生するためである。収縮率の近いサファイア基板を使うというのが一つの解決法だが、商業的に展開するにはコストがかかり過ぎるというのが問題とのこと。
New Scientistが報じるところによると、ケンブリッジ大学のColin Humphreys博士の研究チームはこの問題をLEDの設計に窒化アルミガリウムの層を組み込むことで解決したとのこと。この層が純粋な窒化ガリウムの収縮速度を遅め、シリコン基板上の形成が可能¥になったそうだ。英国 EPSRC(Engineering and Physical Sciences Research Council)から資金提供を受けていたこの研究は、今後英政府の技術戦略委員会の財政支援の下、商業化プロセスの確立に取りかかるとのこと。
光の質が違うというのもあるとは思うが、本家記事には「LEDの照明能¥力は白熱灯と比較してまだ劣っている」といったコメントも寄せられている。1年ほど前の記事だが、その明るさについてはITmediaの「電球ソ¥ケットで使える“LED照明”を使ってみた」がなかなか分かりやすい。
http://www.excite.co.jp/News/column/20090201/Slashdot_09_02_01_0051227.html