南鳥島沖レアアース泥「水深6000mから揚泥に成功」松本文科相

内閣府が小笠原諸島・南鳥島沖で進めているレアアース(希土類)を含むとされる泥の試験掘削について、松本洋平文部科学相が1日、「水深6000メートルから揚泥することに成功したと一報があった」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
探査船は搭乗者約150人を乗せ、1月12日に清水港(静岡市)を出航した後、17日に南鳥島沖の試掘予定海域に到着していた。
掘削に関連する技術は石油開発の技術を応用している。海洋における石油掘削では、深い場所でも水深3000メートル級で、水深6000メートルから連続的に堆積物を採鉱する試みは、世界でまだ例は無かった。
南鳥島のレアアースが有効な理由
南鳥島の「レアアース泥」採掘は、既にサンプル採掘は終わっていて成分分析も終わっている。日本のレアアース泥の純度は「中国の陸上産レアアースの純度のおよそ20倍」。この「レアアース泥」は放射性が含まれていないため、日本国内での精錬も容易に出来る。埋蔵量は1600万tで、日本での年間使用量(約2万t)の800年分に相当するため、2027年からは海外向けの輸出産業として展開できる可能性もある。既にレアアース用の施設などを南鳥島に建設する計画で、内閣府は関連費用として今年度補正予算に164億円を計上した。