昨年、企業成長性・収益性・安定性いっせいに"赤信号"はなぜ?
【朝鮮日報 biz.chosun.com】
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昨年、我が国企業の成長性・収益性・安定性にいっせいに‘赤信号’がついたのは、世界景気低迷と、
原油高など原材料価格上昇に主な影響を受けたためだ。その結果、営業活動で稼いだお金で利子さえも
支払えない企業が30%近くまで増えた。
韓国銀行が23日、上場・非上場法人1663社を対象に調査して発表した昨年企業経営分析(速報)資料に
よれば、昨年我が国企業ら(金融業除外)の収益性・成長性・安定性の全指標で2010年に比べて悪化した。
特に営業利益対比利子補償倍率が100%に達しない企業は28.6%あり、前年比6.3%ポイント上昇した。金融
利子が営業利益を超えている企業だ。
今年、企業の経営環境は米国の景気回復傾向で昨年より良くなるという展望が多かった。しかしこうした
恩恵の大半は輸出大企業が享受することになって、内需や中小企業は相変らず困難が続くと予想された。
◆3指標一斉に"赤信号"
世界景気低迷が続いて、我が国企業の成長は2010年より停滞した姿を見せた。企業の成長性を最もよく
現わす‘売上額 増加率’は2010年の16.9%から14.1%に落ち、総資産増加率も10.5%から8.3%に下落した。
企業の収益性もまた、2010年と比較して悪化した。収益性を測定する代表的な財務指標である、売上高
対比営業利益率は5.4%を記録して1.8%ポイント落ちた。成長も停滞して収益性もまた悪化したため、企業の
財務安定性を計る負債比率は、2010年の95.4%から99.4%に高まった。企業資産のほぼ半分が借金で形成
されているということだ。企業の営業活動悪化により売上額が減ったので、これを借入れ金で埋めたためだ。
借入れ金が大部分を占める‘財務活動キャッシュフロー’は昨年200億ウォンを記録して、2010年の97億
ウォンに比べて2倍も増加した。営業活動で稼ぐことが出来ないお金を、借入れ金で解決した企業が多かっ
たことから説明がつく。
◆電機電子・運送・電気ガス‘直撃弾’、自動車・造船はそれなりにファインプレー
業種別では、電気・電子業種の不振が目立った。電気・電子業種の売り上げ利益増加率は7.6%から4.4%と
最も大きい下落率を見せた。主要電子業種の売り上げ品目価格が暴落したためだ。
DRAM価格は昨年初めは3ドルに迫っていたが、下落が続いて昨年末には50セント台まで下落した。同じ
期間にディスプレイ価格も下落傾向を見せて売上げに悪影響を及ぼした。昨年7月まで150ドル台で取引き
された32インチLCDパネルの場合、昨年10月には120ドルラインに落ちて以後もなかなか回復できずにいる。
世界景気回復傾向の鈍化による物流量減少と運賃減少で、運輸業も不振を免れなかった。これにより運送
業の昨年売上高増加率は27.7%から1.6%に大きく減少し、収益性は2.9%から0.1%に減った。負債比率も50%ポイ
ント近く上昇した。原材料原価負担が大きい電気・ガス業では国際原材料価格上昇の直撃弾を受けた。売上
高営業利益率が2.9%から0.1%に大きく減少し、負債比率は前年比20%ポイント近く上がった。
こうした中でも、主要輸出品目の自動車と造船業種はファインプレーした。自動車業種の場合、売上高増加
率は19.2%で2010年24.3%に比べて下落したものの、売上高営業利益率は8.2%と前年と同じ水準を維持した。
負債比率は3%ポイントほど下落した。造船業では、売上高増加率は2010年の0.7%から6.4%に大きく改善される
姿を見せ、負債比率も30%ポイント近く低くなった。
◆今年企業環境も容易ではない、米景気回復に肯定的でも輸出大企業だけに恩恵
大部分の専門家は、今年の企業経営環境に対して“昨年よりは多少良くなるだろう”と展望した。ユーロ圏
の憂慮感が緩和されたうえ、米国の景気が最近回復する兆しを見せているため、売上は昨年より増えると
いう判断からだ。しかし中国の成長率鈍化は悪影響を及ぼす可能性が少なくない。
専門家は経営環境好転の恩恵は、主に輸出大企業で見られると予想した。反面内需を基盤とした企業は
今年も消費が振るわないと予想されるため、厳しい状態が続くと展望した。
イ・ジェジュンKDI研究委員は、“昨年下半期から続いた景気下落傾向が、最近米国・ヨーロッパを中心に
回復傾向を見せていて、企業環境と主要経営指標も多少改善されると展望される”として、“ただしこうした
世界景気回復動向はまず輸出大企業に影響を与え、内需・中小企業は多少違う姿を見せるだろう”と話した。
ユン・チャンヨン新韓金融投資投資戦略チーム長は、“原油高で企業の原価負担が続いて、政府の体感
物価低減のための価格統制も持続すると予想される”として、“今年も昨年に比べて収益性が大きく改善され
ることは難しいと見る”と展望した。
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