2012年08月20日 09:38
- 日本のリベラル派はマヌケである。「右翼政党ジミン」や「軍国主義者コイズミ」が原因で中韓が反日に走っていると信じ込んでいたのだから……バーチャルな日中・日韓関係はもう終わりだ。
野田首相がしっかりと外交上の作法
を守り、尖閣不法上陸事件の火消しを行ったにもかかわらず、中国では反日デモが起きている。
「沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を訴えるデモが十九日、広東、山東、浙江など各省の主要都市と、直轄市の上海など計約二十カ所で行われた。参加者は日の丸を燃やしたり、中国国歌を歌ったりして抗議。デモの多くは警察官が誘導する形で行われ、当局が容認したことをうかがわせたが、一部では商店を破壊するなど市民が暴徒化した」(東京新聞反日デモが容認されたのは日本の地方議員らが尖閣に上陸するより前のことだから、日本の動きは関係ない。そもそも、国会議員ではなく地方議員が尖閣に上陸することは先例がいくつもあって“作法化”している。より)
この官製(容認)デモは、明らかに中国側の“作法破り”だ。日本としては、2005年の反日デモへの対処と同じように、しっかりと再発防止(と補償)を求めていくべきだろう。また、中国の反日デモも、韓国の反日デモを見習って、暴徒化を許さずにちゃんと“作法”を確立させるべきである。
中韓における一連の反日行為によって、日中関係、日韓関係はこれまでになく悪化している。従来なら、日本のリベラル派はその原因を「右翼政党ジミン」や「軍国主義者コイズミ」に求めることができた。右翼的な自民党を打倒すれば日本は“アジア”と仲直りできるのであり、靖国参拝さえ止めれば“アジア”の怒りは鎮まるはずだった。
しかし、現実はそうではなかった。政権交代をして靖国参拝を止めても、日中関係、日韓関係は改善されない。それどころか、関係はますます悪化していく。「靖国参拝閣僚ゼロも日中関係最悪」
戦後の日中関係、日韓関係はバーチャルな関係に過ぎなかった。あちら側の反日派は、実在しない日本像を作り上げて、「右翼」であり「軍国主義」であり「帝国主義」の日本を攻撃してきた。彼らの中での日本は「常にわが国(中韓)を侵略しようと狙っている凶暴な悪魔」であるのに、反日行為でいくら挑発しても、実際の日本は非常に温厚(かつリアリズム)なのでまったく反応がない。その矛盾に気づかないのは、モニター画面から決して出てくることのない“ラスボス”と戦うバーチャルなゲームにどっぷりと浸かっているからだ。
一方、日本のリベラル派も、中韓の反日が、本質的に幼稚なナショナリズム(といって悪ければ“建国”間もなく“歴史”の浅い両国における“旺盛”なナショナリズム)の発露であり、領土拡張を含む野心のあらわれだということを理解しなかった。かわりに「右翼政党ジミン」や「軍国主義者コイズミ」を反日の元凶とすることで、リベラル派は頭で考えることを止めた。こちらもまたバーチャルな世界に入り込んでいたのである。
ところが、「右翼政党ジミン」も「軍国主義者コイズミ」も政権から去った今では、反日の元凶をでっち上げるという知的怠慢がもう許されない。リベラル派は「どうして中国ちゃんや韓国ちゃんは怒っているの?」と困惑し、「こんなに私は中国ちゃんや韓国ちゃんのことを心配しているのに!」と次第に愛情は憎悪へと変わっていく。リベラル派の方が中韓に対して極端な“溺愛”から極端な“強硬”に走りがちなのは、理性ではなく感情で動いているからだ。
そんなリベラル派の行動に驚いているのは、中韓の反日派である。今までモニター画面から出てこなかった“敵”が、急に怒って飛び出してきた。もっとも、最初はあちら側も戸惑うだろうが、日本が簡単に挑発に乗るとわかれば、今度は積極的にリベラル派の“衝動”を利用しようとするだろう。鈍感な韓国と違って、中国は既にそのことに気づいており、民主党政権を終始揺さぶっている。
野田首相は今のところ、感情を抑えて理性的に行動できているように見える。そこは今後も支持していきたいが、問題は中韓の反日が本質的にどういうものなのかをちゃんと理解しているかどうかだ。「軍国主義者コイズミのせいで日中・日韓関係が悪化した」という民主党の主張が誤りだったことを素直に認め、バーチャルなアジア主義幻想から抜け出し、リアリズムに基づいた外交・防衛体制を構築すること――マヌケなリベラル派を民主党から駆逐して、まともな二大政党制を確立するには、まず基本的な認識から改める必要がある。 http://blogos.com/article/45237/ 日本の政治家には中韓のことを理解して、 その上で甘い対応をしていた奴も多いけどね 評論家なんかマヌケなリベラルが多いわな