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「成均館文廟」に行きました。
文廟は孔子の位牌を祀った場所ですが、ここはソウルの文廟です。成均館大学の中にあります。
やはり韓国だから、儒教の施設を尋ねなければならないと思いました。
まあ、そうは言っても案内人はいませんし、観光客そのものがほとんど存在しない場所なので、あくまで雰囲気に浸りたいと考えただけですがね。

大学の正門。夏休み中なので生徒もほとんどいません。

正門入ってすぐの場所に、文廟の正門があります。ただし、ここからは入れません。
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駐車場の奥の門が開いていたので、ここから入りました。
(これは帰り際に撮った写真。最初は写真左側の門は開いてなかった。)

奥の門を入ると、部屋がずらりと並んでいました。これは勉強部屋です。
勉強部屋を備えたこの細長い建物は「東斎」と呼ばれます。西側にも同じような建物(西斎)が建っています。

さて、中に入ります。

中に入ると広場があり、右手に「明倫堂」が建っています。
この明倫堂を北側、東斎を東側、西斎を西側に配置し、中央の広場を囲んでいるわけですね。
ここは昔から成均館と呼ばれ、朝鮮時代の国家の最高教育機関だった場所です。
明倫堂は1606年の再建。秀吉の侵略で文廟は全焼したので、全てその後に立て直されたものです。
明倫堂の構成は前の全州客舎に似ていますが、こちらはそれぞれの建物が接続されていました。

丹青は線や模様のない最もシンプルな様式です。
これは明倫堂だけでなく、文廟全般がそうなっています。やはりここは儒教の施設、派手さを嫌ったのでしょう。

明倫堂は只今工事中で、運良く中に入れました。
色んな額が掲げられていて、雰囲気がありましたね。
屋根裏も見事。特に台工の大きさに驚きました。

広場の南側に、巨大なイチョウの木があります。
樹齢数百年のイチョウで、生命力に溢れていますね。

イチョウの木の後ろ側(南側)に、塀を挟んで文廟の正殿「大成殿」が建っています。
大成殿は1602年の再建で、孔子の位牌を祀っている建物。正面5間・側面4間で、正面1間を吹き放しています。

非常に高い基壇の上に堂々と建つ大成殿。基本的に土壁は赤色ですが、組物の間だけ黄色にしています。この辺はセンスがいいですね。

吹き放しの部分。柱の下部が白く塗られているのは、何か意味があるのでしょうか。

大成殿の前にも空間が広がります。明倫堂が学問の空間であるのに対し、ここは祭事の空間です。
韓国の文廟は、この2つの空間によって構成されるのですね。
ここは南が祭事、北が学問の場所になっていますが、その逆のパターンもあるようです。
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ここで結婚式を挙げるカップルもいるようです。
終わり