iPS細胞でノーベル賞 創薬市場、活況
ムード 産業創出 日本再生の切り札に
2012.10.10 06:59ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授が開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、再生医療の実現や新薬開発など幅広い分野への応用が見込まれ、関連産業の育成や活性化につながるとの期待が大きい。政府も日本再生に向け、医療・介護分野での市場創出を目指しており、iPS細胞はその“切り札”となる。政府は研究支援の強化を進める方針で、今回の受賞は基礎研究の充実にも追い風となりそうだ。
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iPS細胞関連の研究やビジネスに必要な特許を管理する「iPSアカデミアジャパン」(京都市)によると、特許の許諾を得た企業や団体は現在、国内外で約60社と2年前の2倍に増えた。武田薬品工業などの製薬各社がすでにiPS細胞を活用した新薬開発を推進。ニコンがiPS細胞に不適切なものがないかを顕微鏡などで見極める装置を平成19年に発売するなど、検査機器の開発を行う精密機器メーカーでもiPS細胞の実用化に向けた取り組みを加速している。
iPSアカデミアジャパンによると、iPS細胞を含めた再生医療の市場規模は32年には1千億円に達する見込みだ。今年7月に政府がまとめた日本再生戦略は、医療・介護分野で32年までに50兆円の市場と284万人の雇用創出を目指すとしており、iPS細胞を含めた再生医療は重点分野の一つだ。
政府は革新的な医薬品や医療機器をつくり出すため、今年6月に決定した「医療イノベーション5カ年戦略」の中で、再生医療分野については基礎研究への集中的支援を挙げた。企業は短期間で利益につながる応用研究を重視し、長期間にわたり多額の投資が必要な基礎研究を軽視したことが日本の競争力低下につながったとみているためだ。
日本再生戦略はさまざまな分野での技術革新の促進をうたう。新技術の開発や実用化をめぐる世界的な競争が激しさを増す。日本が勝ち残るには、「基礎研究に携わる人材の確保や実用化までを見据えた研究環境の整備が必要」(大手製薬)。今回の受賞がその契機になる可能性もある。
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■iPS細胞に関連する各社の取り組み
社名 主な取り組み
川崎重工業 iPS細胞を自動培養する装置の開発
ニコン iPS細胞の品質を見極める装置の開発
武田薬品工業 患者由来のiPS細胞から病気の細胞を作り、アルツハイマー病の病態を解明する慶応大との共同研究など
大日本住友製薬 病気が進行するメカニズムを解明する京都大iPS細胞研究所との共同研究など
リプロセル iPS細胞から作った肝臓・心筋・神経の細胞の販売など
タカラバイオ 製薬会社などから提供を受けた細胞を用いたiPS細胞の作製代行など
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121010/biz12101007020001-n1.htm
かぶ
あがってるぞ
いまからじゃ
おそいが