広がる内需低迷、安価商品も売れず
30日夜、ソウル市内のデパートのアウトドア衣料売り場を訪れた。会社帰りの時間帯にもかかわらず、人影はまばらだった。数十万ウォン(数万円)相当のキャンプ・登山用ジャケットを品定めしていた数人の客は、値札を見るとすぐに、値段が安いスポーツウエア、カジュアルウエアの売り場へと向かった。
売り場担当者は「今年上半期までは好況で、ダウンジャケットを前年よりも多く仕入れたが、最近数カ月で客足が途絶えた」と話した。
アウトドア用品は不況に強いと言われた。1990年代末のアジア通貨危機当時、早期退職者が一斉に登山を始めたために市場が急成長し、今年前半まで成長が続いていた。そんなアウトドア用品市場までもが不振に陥ったのは、内需全体が低迷の局面を迎えたことを示している。
■不況に例外なし
「コロンビア」などアウトドアの有名ブランドは、不況が本格化した昨年も30%近く売り上げを伸ばした。しかし、今年後半からは雰囲気が一変した。主なデパートは夏の売れ筋だったアウトドア商品を中心に在庫一掃セールを大々的に打った。それでも主力のダウンジャケットの売り上げは昨年の3分の1にとどまった。
ソウル市恩平区のアウトドア用品売り場では、デパートから流れた在庫品が投げ売りされていた。店主は「投げ売りしてもさほど売れない。店を開けない日もある」と話した。