遺棄は「李受刑者が指示」 ドラム缶から男性遺体
2012.11.1 07:25兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、角田(すみだ)美代子被告(64)=別の傷害致死罪などで起訴=の関係者が兵庫県警に対し、美代子被告 の親族で元溶接工、橋本次郎さん(54)について、「(美代子被告のいとこの)李正則受刑者(38)=死体遺棄罪などで実刑確定=の指示で、親族らが遺体 を海に遺棄した」などと証言していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。遺棄当時、美代子被告はすでに逮捕されており、県警は李受刑者が代わっ て主導したとみて、関与した人物の特定を進めている。
県警は同日、岡山県備前市の日生(ひなせ)漁港で引き揚げられたドラム缶から中年男性の遺体を発見。裸でかなり腐敗が進んでいた。
目立った外傷はなく、1日に司法解剖して死因を調べるとともに、歯型の鑑定などで橋本さんかどうか確認する。
捜査関係者によると、橋本さんは昨年夏ごろに死亡。尼崎市内の貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めされた後、美代子被告の指示で、大江和子さん=当時(66)=の遺体が入ったドラム缶とともに、3遺体が見つかった民家に移されたとされる。
関係者の証言では、昨年11月4日、美代子被告が大江さんの長女に対する傷害容疑で逮捕されたため、李受刑者の指示で、親族らが橋本さんの遺体を海中へ遺棄したという。
一方、同漁港で引き揚げられたドラム缶の遺体は、ひざを曲げて座った状態。腐敗していたが白骨化はしていなかった。