石原氏「みんなで暴走」
日本維新の会の石原慎太郎代表(80)橋下徹代表代行(43)が8日、橋下氏のかつての盟友で、今は敵対する河村たかし名古屋市長(64)のお膝元、JR名古屋駅前で演説を行い、聴衆3000人を集めた。その直後には河村氏が、公認する日本未来の党の候補とともに演説したが集まったのは400人ほどで、聴衆では明暗を分けた。橋下氏は「河村」「減税」「未来」の言葉を全く出さず、完全無視の演説となった。
通行制限も行われた名古屋駅前。聴衆の目線の先には、維新の旗があった。石原氏は、官僚に支配された現状の国会議員を批判し「みんなで暴走して、維新をやろう」と呼びかけた。
石原氏の後、岐阜から延着した橋下氏が演説を始める合間には、河村氏が率いていた減税日本の街宣車が停車し、様子をうかがう場面もあった。直後に到着した橋下氏は、自民党優勢と伝えられることに「大変不利な状況です」と支持を訴えた。
聴衆の波が引くのと入れ替わるように、河村氏らが登場。自転車遊説など庶民派を自称する河村氏は、中日のユニホームに帽子。減税による市政改革を日本に広めたいと訴えた。演説後には「読売(自民)や、阪神(維新)には負けられん。名古屋の意地見せにゃ」。ただ、橋下維新と敵対しての衆院選には「(維新は)増税やであかん、言われたからな」と未練ものぞかせた。【村上久美子】
[2012年12月9日8時20分 紙面から]
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